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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年2月4日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第29回ヒロインズカップ(2/3)

ばんえい重賞レース回顧
第29回ヒロインズカップ(BG1)-2019年2月3日-10R 200m直 曇 1.6%
  1着▲(6)タイキン(菊池一) 2分34秒1
  2着◎(5)キサラキク
  3着○(2)ナカゼンガキタ
   単勝 6 880円(5番人気) 馬複 5-6 870円 三連単 6-5-2 10,700円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい牝馬チャンピオンの重賞、BG1の第29回ヒロインズカップは、5番人気の伏兵で6歳馬タイキンがゴール前の激しい攻防を制して優勝。重賞初勝利となった。菊池一樹騎手は昨年末のヤングチャンピオンシップに続き重賞今季2勝で通算4勝目。

レース振り返り
  帯広地方は雪の予報も出ていたものの、レース前までは雪が降らず、日中はプラス気温で、水分以上に乾燥した時計のかかる馬場であった。
  レースは。飛び出しはコウシュハローヤルが早かったが、第1障害を越えてから、先行すると予想されたヤマノホシ、ナカゼンガキタにキサラキク、セイコークインが徐々に前に出て先頭集団をを形成。各馬小刻みに息を入れながらゆっくり進み、ペースが落ち着いた。1,2障害中間点あたりからは、最内のセイコークインが積極的に先頭に出て、ヤマノホシ以下が続く展開。第2障害手前にはセイコークインが先着、ここまで74秒のスローペース。ヤマノホシがこれに続き、一歩遅れてキサラキク、ナカゼンガキタがほぼ同時に到着した。障害を先に仕掛けたのはヤマノホシ。一歩ずつ踏み込みながら登っていき、天板まで登るがそこで膝をつく、その間にセイコークインが挑戦するも坂の中腹でストップ、これを見るようにナカゼンガキタ、そしてキサラキクと相次いで障害にチャレンジするがいずれも7分どころでストップ。その間にヤマノホシが立て直し、先頭で障害を越えた。先に仕掛けた馬たちがもたつく中、障害をひと腰で上げてきたのが、中団に控えていたタイキン。立て直したナカゼンガキタと同時に障害を降りるが、楽に坂を上がった分タイキンの脚色が良い。さらに一歩遅れてキサラキク。その後は大きく離された。先頭争いは、先行したヤマノホシは勢いがなく、これをかわしてタイキンが先頭へ、2番人気ナカゼンガキタとそして1番人気のキサラキクが勢いを付けて追う。残り20mあたりではタイキンが約2馬身のリードがあったが、キサラキクがじわじわ追ってくる。残り10mで約1馬身差、キサラキクが迫る中タイキンが必死に粘る。そしてゴール線手前で両馬ともストップ、一歩遅れたナカゼンガキタも並びかけ、激しい争いになったが、わずかに先に立て直したタイキンが先頭でゴール。そしてキサラキクはナカゼンガキタにかわされかけながらもギリギリ立て直し2着、ナカゼンガキタが3着に入った。先行したヤマノホシが少し遅れて4着に入った。

次走へのメモ
タイキン(1着):大金星のようだが、元々力は持っていた馬。それが今回はペースが落ち着きこの馬の流れに持ち込めた。それが、各馬障害で苦しむ中もひと腰でクリアできた要因だろう。最後も、ゴール線上で止まっても立て直しが早かった。デビューからほぼ一貫して乗り続けた菊池騎手がこの馬を知り尽くした走りを見せたというところだろう。今回の勝利でオープン入り、チャンピオンカップの出走権も得たが、いきなり相手が強くなるので、ここはクラス再編成後のシーズン明けまで待って再始動というところか。
キサラキク(2着):好位につけ、この馬が予定した展開にはなっていた。障害でふた腰かかることも想定の範囲内であっただろうが、勝った馬に完璧に走られてしまったというところ。しかしさすが力のあるところは見せた。強いて言えばトップハンデと、シーズン途中で体調を崩し馬体重が減っていてもう一歩の力が出なかったというところか。次のレース選択が難しい。今シーズンのこの馬が出られる重賞はばんえい記念くらいだが・・
ナカゼンガキタ(3着):好位をキープしながらも惜しくも3着に終わったが、接戦に持ち込み、5歳馬としては堂々たる走りだった。初めての高重量もどうかと思われたが、問題なくこなし、最後まで走り切った。次回には障害もひと腰で越えて行けるようになるだろう。今後に自信の付く経験だったと言える。今シーズンはポプラ賞などの出走権がなく、大きな目標は当面ないので自己条件で地道に力を付けていくか。
ヤマノホシ(4着):3番人気まで押し上げられていた。逃げ宣言をして想定どおり前に行ったが、相当馬場が重かったのであろう。前半でかなり消耗した感じだ。障害は天板まで上がっていただけにそこで膝折になったのは惜しかった。それでもジリジリ引き下がらず大きく差の無い4着に粘れたのはこの馬の力か。今後、軽馬場になれば逃げ切るチャンスも。
ヒメマルクィーン(5着):後方での展開とはいえ、障害をひと腰で越え、5着に入り賞金を得たのは善戦と言える。小柄で非力なイメージの馬であったが、ここにきて小さな花を咲かせた。8歳で今年度での繁殖入りが噂されているが、最初で最後のチャンスにこの馬としては最高のパフォーマンスを見せた。残りのレースも頑張って欲しい。
  その他では、セイコークイン(6着)は前半果敢に攻めてハナを奪いに言ったがやはり障害が上がらなかった。次週の準重賞スピードスター賞で雪辱を果たす。タナボタチャン(7着)は出足から後手に回ってしまった。最後の脚がしっかりしていただけに惜しい感じがする。一昨年の覇者アアモンドセブンは障害を上れず競争中止となった。馬体も減っていたし体調が十分でなかったのだろう。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -350   (配当)4,350 (投入)4,700
  (単複・ワイド)今回 -560   (配当)740 (投入)1,300
  今年度累計 -5,680 (2/3・ヒロインズカップ終了時点)
    通常  +4,480 (配当 84,000 - 投入 88,480)
   単・ワ -10,160 (配当 20,840 - 投入 31,000)
  今回も▲◎○で入っておきながら3連単の組み合わせを買っておらず、馬複、枠複、ワイドでなんとかカバーというところ。タイキンとか結構狙っておきながら買えないところが馬券ベタというところか。こういうのをきっちり取っておかないと、また負ける時に傷口が広がるパターン。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  重賞は2週続き、2月10日、今度は明け3歳の牝馬重賞、黒ユリ賞(BG2)です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。

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