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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年2月11日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第44回黒ユリ賞(2/10)

ばんえい重賞レース回顧
第44回黒ユリ賞(BG2)-2019年2月10日-10R 200m直 晴 2.3%
  1着 (6)ジェイカトレア(西将太) 1分59秒4
  2着▲(4)ハイトップフーガ
  3着 (2)ワンポイント
   単勝 6 940円(6番人気) 馬複 4-6 1,490円 三連単 6-4-2 78,350円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け3歳牝馬の重賞、第44回黒ユリ賞は、6番人気のジェイカトレアが障害2,3番手から切れ味良く抜け出し重賞初優勝となった。西将太騎手は昨年度のばんえいオークス以来1年半ぶりの重賞制覇で通算5勝目。

レース振り返り
  帯広地方は連日氷点下20℃を下回る非常に寒い気候、晴れたものの数日前に降った雪が解けない状況で、水分もそこそこ含んで平常からやや軽めの馬場であった。
  レースは、スタートから各馬勢いよく飛び出し第1障害越えまでほぼ横一線、そこから早めに刻む馬も出て、各馬牽制しながら出たり入ったりの流れになりペースが落ち着いた。1,2障害中間あたりからハイトップフーガが心持ち前に出て、ワンポイント、ジェイカトレアあたりがこれに付いて行く、外枠からはサクラユウシュンが差なく追いかけ、ヒメトラクイーンがこれに続く。内枠のヤマサンブラックもじわじわ前へ。その中でハイトップフーガが抜け出し、第2障害手間に先着。ここまで66秒とペースは落ち着いた。
  ヒメトラクイーンがぐっと脚を伸ばして2番手に続き、さらに差がなく3,4頭が続く。これらを見るようにハイトップフーガが障害を先に仕掛ける。グイグイと力が入り天板までスムーズに上がった。これを見るようにジェイカトレアとワンポイントが障害にチャレンジ、3頭ともひと腰で障害を越えて行ったのに対して、後続は大外のサクラユウシュンが一旦膝を折るなど苦戦、障害をなんとか越えた馬も勢いはなかった。
  先頭争いは、先に障害を降りたハイトップフーガに対し、切れ味よく追いかけてきたジェイカトレアが迫る。そしてさらに加速し、残り30mあたりで先頭に立ってからは引き離しにかかる。ハイトップフーガも粘るが、その差は広がる一方。結局ジェイカトレアは最後5馬身ほど離してゴール。終わってみれば快勝だった。2番人気ハイトップフーガもスピードは落ちず後続の追随は許さず2着、さらに障害3番手で下ろして前に付いて行ったワンポイントがそのまま3着に粘った。1番人気サクラユウシュンは障害でのミスで最後方からの競馬、それでもものすごい脚で追い込みを見せたが4着まで。当欄で狙ったヤマサンブラックは障害はなんとか4番手で越えたが、そこから伸びず7着に終わった。

次走へのメモ
ジェイカトレア(1着):見事な勝利であった。これまでは後方追走一辺倒であったが、今回は重賞でペースが落ち着くとにらみ、逆に序盤から積極的に前に行く作戦に出てこれが功を奏した。早めに動いていたので障害も落ち着いて対処。障害を降りれば確実に走れる馬なので自信があったのだろう。前を行ったハイトップフーガも良い目標になった。終わってみれば勝つべくして勝ったという結果になった。馬体のある馬なのでこれからも大きいレースで強みを発揮しそうだ。イレネー記念の出走権も取ったがどうか。そこそこやれるのでは。
ハイトップフーガ(2着):上位人気馬総崩れの中で、特に気を吐いた一頭。ある程度前に行くかと思われたが、思い切ってハナを奪いに行った。障害もしっかり切れたことも他の馬を慌てさせる流れになったのではないか。逆に勝った馬にうまく標的にされた形になったが、この馬の走りはしっかりできたと思われる。こちらもイレネー記念出走の権利はあるが、無理はしないか。
ワンポイント(3着):8番人気の3着、こちらも持ち前の先行力と障害力を生かし、他馬に関せず自分のペースで行けたことが好走の要因であろう。父のイーグルもそうであったが、爆発力はないものの地味な存在ながらどんな流れでもしっかり走ってくる安定感がある。ゆったりした流れがよさそうで、次の狙いは3月のやはり荷物が重めの福寿草特別か。
サクラユウシュン(4着):他馬のペースに惑わされ障害で引っかかる。この馬が敗れる典型的なパターンに嵌まってしまった。元々フワフワしたイメージがあっただけに大外枠もかなり影響したか。直線の追い込みの脚がものすごかっただけに惜しい感じがする、今後の気性面での成長に期待。
クイーンヴォラ(5着):こちらも10番人気ながら最後じわじわ伸びて掲示板内に入った。スピードは持っているが無理に行かず、障害に集中して後は着を拾うという流れで今後につながる走りだったと言える。自己条件なら十分持ち味を発揮できるだろう。
  その他では、ヒメトラクイーン(6着)は隣の1番人気サクラユウシュンの方をマークしていった結果、自分の走りが出来なかったイメージ。若干の立て直しが必要か。当欄で本命に狙ったヤマサンブラック(7着)は前半から行き脚は良くなく、障害はひと腰で越えたものの、息が続かなかった。元々大きくない馬体にマイナス26kmの馬体重減がこたえたか。3番人気のキタノヒバリ(8着)も障害でふた腰かかり後手に回った。あまり重い荷物は得意ではなさそう。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -4,500   (配当)0 (投入)4,500
  (単複・ワイド)今回 -1,500   (配当)0 (投入)1,500
  今年度累計 -11,680 (2/10・黒ユリ賞終了時点)
    通常  -20 (配当 88,480 - 投入 88,500)
   単・ワ -11,660 (配当 20,840 - 投入 32,500)
  見事にボウズ。また完全マイナス街道に逆戻り。予想自体が的外れだったのでこれはどうしようもない。ジェイカトレアは動きが重いとみて軽視してしまった。素晴らしい走りだった。ワイドぐらいなんとか引っかかってないかと思ったが、それも違う方向だった。こういうこともあるから、前回のように予想どおりの時にしっかり馬券を取っておかなければこういうことになる。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次の重賞は2週間後、2月24日、古馬の今シーズン重賞優勝馬が集う、チャンピオンカップ(BG2)です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。

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