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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年2月23日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第40回チャンピオンカップ(2/24・帯広10R)

  ばんえいは今週から3週連続の重賞となります。そして1週おいてばんえい記念と、今年度のクライマックスが近づいています。まず第1弾は、今年度の重賞勝ち馬による一戦、チャンピオンカップです。


はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第40回チャンピオンカップ(BG2)
(2019年2月24日(日)18:00発走 帯広10R ダ200m 4歳以上選抜別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
(今年度タイトル)
オレノココロ 牡9 850 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
グランプリほか
  アアモンドグンシン セン4 810 長澤幸 小林長 鹿毛 逃
ダービーほか
メジロゴーリキ 牡5 810 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
天馬賞
コウシュハウンカイ 牡9 840 藤本匠 松井浩 栗毛 先
北見記念ほか
ミノルシャープ 牡5 810 阿部武 大友人 鹿毛 先
銀河賞
  マツカゼウンカイ 牡5 800 西将太 松井浩 鹿毛 差
はまなす賞
  タイキン 牝6 800 菊池一 大橋和 鹿毛 先
ヒロインズカップ
  メヂカラ 牝5 750 島津新 西邑春 鹿毛 追
クインカップ
マルミゴウカイ 牡6 810 藤野俊 槻舘重 鹿毛 差
岩見沢記念
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「チャンピオンカップ」の概要と傾向
  その年度の重賞を勝っていることが出走資格というばんえいならではの特殊な条件。重賞には古馬オープンの重賞、年齢別世代重賞、牝馬重賞があるが、基本的には古馬重賞の勝ち馬が中心となるためいつもとほぼ同じようなメンバーになる。最近は同一重賞で何勝もする馬も多いため頭数が揃わないことが多い。しかし軽ハンデの若馬が出走した場合はなかなかの活躍を見せる。特に5歳馬は過去に何度も連対しており、このあたりには注目。過去10年で1番人気は(5,1,0,4)で、勝つか負けるかといったところ。下位人気からも優勝馬は出ている。ハンデ差がある上、この時期にしては比較的軽量の荷物で、重量戦で苦戦している古馬でもチャンスはある。一方では、このレースを3連覇したカネサブラックや最近ではオレノココロなど後にばんえい記念で勝つような馬が何度もここを勝っており、やはり本来の実力は軽視できない。ただ臨戦過程の中でこのレースにどの程度力を入れているかというのもこのレースの予想にあたっての見極めどころである。騎手では松田道明騎手がこのレース4勝と現役では最も多く勝っている。
今回のみどころ
  特殊な出走条件であるがゆえ、古馬の一線級でも今季重賞未勝利のフジダイビクトリーやセンゴクエースなどが出走権がなく、メンバーの顔ぶれも変わってくる。若馬勢がどの程度ここにチャレンジしてくるかと思われたが、重賞のたびに勝ち馬が変わっていた5歳馬を中心に、なかなかイキの良い馬たちが揃った。重賞最多勝の記録がかかるオレノココロや実力馬コウシュハウンカイなど最強世代の馬たちに対し、ミノルシャープら若馬勢がどこまで迫ってくるか。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレノココロ:押しも押されぬばんえいのトップ馬。あくまで目標はばんえい記念だが、チャンピオンカップも本番を控え良い調整となっているのか過去に3勝しており、重賞最多勝記録をここであっさり塗り替える可能性も。850kgは全く問題ない。
 2 アアモンドグンシン:今年度のダービー馬が登場。重賞はこのほか大賞典にも勝っている。先行力と抜群の切れ味で現在の4歳世代をリードしているが、今回は古馬一線級に胸を借りる立場。どこまで通用するか。荷物は未知数だが、切れ味は生かせそう。
 3 メジロゴーリキ:混戦の5歳世代の中で昨年度ダービー、今年度は天馬賞とBG1を2勝している実力馬。先行力と障害力はもちろん、この馬の強みは最後まで粘り強く走れること。雄大な馬格で古馬にも全く引けを取らない。重馬場で本領発揮。
 4 コウシュハウンカイ:オレノココロと並ぶばんえいのトップ馬。先行力、障害力があり極めて安定した走りができるのが強み。帯広記念ではさすがに極端な高ハンデで5着に沈んだが、今回は荷物的にも丁度よさそうだ。本番を見据えて勝ち味を取り戻したい。
 5 ミノルシャープ:群雄割拠の5歳世代から、重賞2勝、今年度は銀河賞勝ちの実績でここに挑戦。ドリームエイジカップでは古馬トップクラス相手に勝利直前まで来た。障害力には自信があるが、最後の詰めがこの馬の大きな課題。軽馬場なら逃げ粘りも。
 6 マツカゼウンカイ:この馬も5歳。今年度は夏にはまなす賞に勝利しており、ドリームエイジカップでは7着ながら優勝馬にわずか7秒差、地味ではあるが存在感を見せている。好位差しタイプで、障害もこなすし直線もしぶとい。流れに乗ればチャンスも。
 7 タイキン:ヒロインズカップでは並みいる強豪を相手に直線抜け出して快勝。ニューヒロインの座を獲得するとともに、ここに駒を進めてきた。いきなり800kgは酷な感じもするが、前走より30kg重いだけ。障害は上手なだけにレースの盛り上げには一役買いそうだ。
 8 メヂカラ:クインカップでは持ち前の切れ味を生かし快勝。彗星のように現れた世代女王。障害は苦手だが一旦上がればこのメンバーでも通用するほどの脚を持っている。初めての荷物ではあるが、大きなハンデをもらっており流れに乗れれば大駆けも。
 9 マルミゴウカイ:岩見沢記念で勝利した時はニューヒーローの誕生を感じさせた。やや疲れが出たのかそれ以降は一息ついた形。秋から冬は休養に当てた。調子さえ戻っていれば、展開に左右されない自在の脚で見せ場は十分作れそう。荷物は未知数だが。

【はむ!の見解まとめ】
  有力古馬はともかく、4歳5歳馬がどこまで出てきてくれるかが焦点であった。前年は最終的には5頭立てと寂しいものがあったが、今年は出走権のある10頭のうち4歳のミスタカシマがいないだけで、9頭が揃った。やはりこのレースの趣旨に鑑み、若馬が古馬の実績馬にチャレンジする姿が見られるのが、ばんえいの将来への期待へとつながる。
  古馬勢にとっては、年度末の大一番ばんえい記念に向けて、準備段階であると思われるが、現時点でどこまで仕上がっているか。ただ昨年もオレノココロが勝っているように、良いステップレースになっていることも確か。若馬勢にとってはここでどこまで通用するか今後を見据えたチャレンジのステージになる。
  展開面では若馬勢を中心に速い展開を作りに行くか、じっくり構えるか、馬場状態を見ながらということになるだろう。4歳馬アアモンドグンシンや5歳馬メジロゴーリキ、ミノルシャープあたりが前を引っ張ればペースが速くなるか。コウシュハウンカイら有力馬も先行集団には入ってくるだろう。オレノココロも付いて行くとは思われるが、第2障害までにどの位置に付けられるか。
  そして予想だが、間違いなく実力ナンバー1であるオレノココロをどうみるか。本番はもちろんばんえい記念だが、重賞最多勝もかかっており当然ここも狙ってきているはず。課題は最大で100kgもあるハンデ差。850kgの荷物はこの馬が苦労するほどの重さでもなく力の差で勝ちきる可能性も高いが、序盤スピードのある若馬勢が行けばペースが速くなり、そうなると追いつかないことも考えられる。当欄ではやはり人気馬に少しでもスキがあれば疑ってかかりたいというのが基本姿勢。もう一頭の実力馬コウシュハウンカイは帯広記念で敗れて以降やや順調さに欠けているのが気になる。
  そこで当欄では6歳馬で今年度の岩見沢記念の勝ち馬◎(9)マルミゴウカイを狙ってみたい。この実力馬がこのハンデ差で出られるのはアドバンテージだ。重い荷物が課題とみられているが岩見沢記念では820kgで勝っており対応できる範囲内。近走は調子落ちしていたが、前走あたりは持ち前の切れ味も見せて復活の兆しも見られた。追い比べになれば浮上ありと見ている。そしてマルミと同じ槻舘厩舎でもある○(1)オレノココロを対抗にした。安定度が増しており、切れのある馬に出し抜けは食らっても少なくとも崩れることは考えにくい。▲(4)コウシュハウンカイも評価を下げているわけではない。過程こそ順調ではないが、そこは実力馬、出るからにはしっかり立て直してきているはず。安定した走りと障害力は脅威。あっさり逃げ切ることも考えられる。
  若馬勢がハンデ差を生かしてどこまで食い込んで来れるかも注目。重賞ドリームエイジカップやオープン特別では互角に戦っている。しかし800kgを越える荷物となると未経験の馬も多くなかなか厳しいか。その中では△(3)メジロゴーリキは重い荷物でも十分対応できるだけの力は持っていそうだ。ただトップクラスの流れについていけるかどうか。若馬の中では上位とみて入着とした。注(5)ミノルシャープは最後の詰めの甘さが気になるものの、先行力と障害力を生かし自分のペースを作れれば粘り込みも。他では4歳馬(2)アアモンドグンシンや最軽量の牝馬(8)メヂカラあたりがここでどんな走りを見せるのか注目したい。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今年度の重賞戦線もクライマックスに来ている。ここまでわずかのマイナスと健闘しているので、なんとか年度最後のばんえい記念で勝負できるぐらい資金を残しておきたいところ。
  古馬対若馬、ハンデ差もあって予想は難しいが、当欄では実績のある古馬の方を軸馬として信頼することにした。若馬はワイドの方で押さえる。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 9=1=4,3,5(2頭軸マルチ) 合計18通り 各200円
      9=1→2,6 合計4通り 各100円
      9,1→4,3→4,3 合計4通り 各100円
  合計4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 9 700円
  ワイド 3=9,1,4,2 2=9,1,4 合計7点 各100円
  合計 1,400円で勝負!

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告します。

(コラム)ばんえい重賞最多勝記録
  前回この欄で紹介し、ニュースでも流れていたのでもう御存知だとは思いますが、先日2月16日にホクショウマサルが20連勝と、それまでサカノタイソンが持っていたばんえいの最多連勝記録を20年ぶりに塗り替えました。
  連勝の間はどのレースも他馬を寄せ付けない圧勝で、非の打ち所がありませんでした。(この記録はどこまで伸びるでしょうか)素晴らしい記録だと思います。しかし、一方、ばんえいの場合これだけ連勝してもB1クラスまでしか上がれず、本来この馬が戦うべき重賞に出走できる位置まではまだかなりの勝利が必要です。賞金が少ないことも原因ですが、このランクシステムは改善の余地がありそうです。年度が変われば、重賞出走の機会もあるだろうし相手も強くなるでしょうから、そこからがこの馬の勝負でしょう。

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