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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年3月4日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第50回イレネー記念(3/3)

ばんえい重賞レース回顧
第50回イレネー記念(BG1)-2019年3月3日-10R 200m直 晴 1.0%
  1着△(10)メムロボブサップ(阿部武) 1分58秒8
  2着◎(3)ギンノダイマオー
  3着○(8)アオノブラック
   単勝 10 290円(1番人気) 馬複 3-10 490円 三連単 10-3-8 3,290円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい明け3歳の王者決定戦、第50回イレネー記念は、1番人気のメムロボブサップが障害2番手から力強く抜け出し快勝。三冠1戦目のナナカマド賞に続き、重賞2勝目となった。阿部武臣騎手はイレネー記念は2013年のホクショウマサル以来6年ぶり2度目、重賞は今年度ダービー以来で通算19勝目。

レース振り返り
  帯広は晴天が続き雪も降らず、この時期にしては気温も高く乾燥して、時計もかなり要する重い馬場であった。
  レースは、各馬勢いよく飛び出したが、スタート直後にアオノブラックが立ち上がり気味となり一歩出遅れ。しかしすぐに追いつき、第1障害を越えてすぐほぼ横一線に。各馬早めに刻みを入れ始めてからはペースが落ち着いた。そして先行されるとみられたインビクタが徐々に押し出されるように前へ、これにエースモリウチ、そしてギンノダイマオーあたりがついて行く。各馬刻みを入れていく中でばらついた展開に、ハイトップフーガとサクラドリーマーが後方から行く形になった。インビクタはそれほど大きくは逃げず、むしろエースモリウチが横に並ぶ形になり、第2障害手前に到達。これにギンノダイマオーとジェイカトレアが追いついた。ここまで63秒。
  障害を真っ先に仕掛けたのはやはりインビクタ。しかし坂の8分目あたりでストップ。他も4,5頭が一斉に挑戦するが、いずれも苦戦。その中でギンノダイマオーが一歩ずつ力強く踏み込んで障害を越えて、先頭で最後の直線に入った。その他の各馬がもたつく中、一歩後ろで待機していた大外枠のメムロボブサップが勢いを付けて障害を軽くクリア、その後はアオノブラックが2腰ほどで障害を越えこれに続いた。先頭争いは2番人気ギンノダイマオーが逃げ込みを図り、1番人気のメムロボブサップがこれを追っていく展開で、両者ともスピードは落ちずこの2頭の一騎打ちとなった。しかし前で粘っていたギンノダイマオーが残り10mのところで詰まった。そこをすかさずメムロボブサップがかわし、そのまま緩むことなくゴールまで駆け抜けた。立て直したギンノダイマオーが2着。その後は、直線で終始3番手を進んでいたアオノブラックが、最後は一杯になったものの後続とは差があり粘って3着。結局ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップと同じ3頭が1~3着を占めた。(ナナカマド賞とは着順も同じであった。)なお、連勝で3番人気まで推された上がり馬サクラドリーマーは終始後方で障害にも時間がかかり6着に終わった。

次走へのメモ
メムロボブサップ(1着):重馬場でかつ初めての高重量の荷物という厳しい条件と思えないほど軽い動きであった。前半にペースがゆったりしたことでしっかり構えて進め、障害も落ち着いてさばけたというところか。障害を降りれば一瞬の切れ味で射程圏内へ、そしてしっかり前をかわしてゴールを駆け抜けた。過去10年で最も馬体重の軽い勝ち馬ということも特筆もの。動きの良さはあるので、今後さらに成長して力を付けてくれば大成しそうだ。来シーズンのクラシック路線の柱となることは間違いない。
ギンノダイマオー(2着):先行して障害もしっかり越え、直線もしっかり歩き、この馬としてはこれ以上ない走りをしていた。三冠いずれも2着と名前のとおりの「銀」コレクター、これでも立派な成績だが、勝ちきるにはやはり決め手が欲しいところ。この馬の持ち味である安定感が、かえって他の目標にされやすくなっているともいえる。能力は十分持っているところを見せており、今後もライバルたちとしのぎを削り強くなっていくことが期待される。
アオノブラック(3着):ヤングCS勝ち後、調子を落としていたかようにも見えたが、しっかり立て直してきていた。スタート直後に出遅れたが、これは態勢に影響なかったように見える。むしろ障害でもう一歩力が入っていればというところか。課題を克服してさらなる成長が見込まれる。来シーズンは早めに古馬のレースに出て、揉まれて強くなっていくのも良いか。
アオノゴッド(4着):前走A-2クラスで勝って最後にイレネー記念の出走権を得てきた馬。それでいて10番人気の4着に入ったのは立派。中団の後方から追い込んで掲示板内に食い込んだ。前走の勝ちのイメージを持ってここに臨んできたのが好走の要因か。動きの素軽さがあり、今後もあれゆる場面で見せ場を作れそうだ。
ジェイエース(5着):重賞初出走ということもあり、重量への適性や底を見せていない未知の魅力などで穴人気していた。しかし障害が厳しかった。序盤も荷物が重いこともあり、周りのペースに合わせるのに一杯で自分の走りができていなかったように見えた。課題は見えたので今後立て直してくるだろう。   その他では、注目された上がり馬サクラドリーマー(6着)だが、やはり勢いだけではゴール板は遠かった。前半から位置取りが後ろ過ぎたようにも見える。障害でも課題が残った。ハイトップフーガ(7着)はこの強い相手の中で自分のペースで走り切った、良い経験になったのではないか。これら下位の馬も、今後の成長が楽しみであるだけでなく、軽馬場になれば一変する可能性のある馬も多く、来シーズンに向け目が離せない。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -300   (配当)4,400 (投入)4,700
  (単複・ワイド)今回 -400   (配当)800 (投入)1,200
  今年度累計 -17,960 (3/3・イレネー記念終了時点)
    通常  -4,720 (配当 92,880 - 投入 97,600)
   単・ワ -13,240 (配当 21,860 - 投入 35,100)
  本命にしたギンノダイマオーが2着で、△まで落としたボブサップがきたものの、今回はBOXで買っていたためなんとか引っかかった。とはいうもののまたわずかな取りガミで、馬券の下手さは相変わらずなわけだが、ここ数戦ズルズルと負け続けていただけに、わずかながら歯止めがかかってホッというところか。残り2戦、プラスになるに越したことはないが、とにかくこれ以上負けが増えないようにしたい。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次の重賞は、また来週あります。3月10日、4歳5歳の世代別対抗重賞、ポプラ賞(BG3)です。そしてさらのその二週間後にはいよいよ大一番ばんえい記念も近づいています。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。

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