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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年12月31日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第21回ヤングチャンピオンシップ(12/30)

ばんえい重賞レース回顧
第21回ヤングチャンピオンシップ(BG2)-2019年12月30日-11R 200m直 曇 1.3%
  1着◎(6)キョウエイリュウ(松田道) 1分29秒2
  2着▲(10)ブラックサファイア
  3着△(7)カイセドクター
   単勝 8 150円(1番人気) 馬複 6-10 160円 三連単 6-10-7 900円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの2歳産駒選抜の第21回ヤングチャンピオンシップは、1番人気で十勝地区代表(足寄町産)のキョウエイリュウが2番手からゴール前で差し切り勝ち。デビュー以来無敗の10連勝で、ナナカマド賞に続く重賞連覇となった。松田道明騎手は2011年ブラックボス以来8年ぶり2度目のこのレース制覇、重賞は今季4勝で通算53勝目。村上慎一厩舎はこのレース初制覇で重賞通算22勝目。

レース振り返り
  馬場状態は昨日に続き、降水がなく乾燥気味。気温は氷点下で全体としては重めながら有力馬には走りやすい状態であったと思われる。
  レースは、スタート直前と直後にキョウエイリュウがゲート内で立ち上がる場面があったが、すぐに立て直し、他の各馬とともに第1障害に向かってダッシュ。第1障害ではデッカクナーレ、シルバーアロイあたりが遅れた他は各馬スムーズに越えて更にスピードを上げていく。その中でもキョウエイリュウがキャンターで走り先頭へ、内からはエンゼルフクヒメが前の方に出て行く。これにカイセドクター、コマサンダイヤが続き、1,2障害中間にさしかかったころにはタケノダイマオーや大外からブラックサファイアも近づいていった。このあたりで各馬一息刻みを入れ始め、その後は出たり入ったりしながらほとんど差のない態勢で進み、そのまま第2障害に向かう。第2障害手前にはキョウエイリュウがわずかに先着し、ブラックサファイア、カイセドクター、コマサンダイヤらがほとんど差がなく続いた。ここまで48秒と2歳戦らしいハイペース。
  一息入れた後、第2障害を先に仕掛けたのが大外の2番人気ブラックサファイア。首を大きく振りながら障害を楽に越え先頭へ。そして他の各馬も一斉に障害にチャレンジ、キョウエイリュウとカイセドクターもほぼ同時に力強く障害を下る。続いてコマサンダイヤ、少し離れてエンゼルフクヒメの順で降りていった。
  先頭で障害を降りたブラックサファイアはスピードに乗って逃げる。これにキョウエイリュウがキャンターで迫り、カイセドクターが1,2馬身差でついて行く。コマサンダイヤはややスピードがなくエンゼルフクヒメと4,5番手争い。先頭を行くブラックサファイアは残り20mを切ってもリードを保ち、更にスピードを上げ逃げ切り態勢へ、キョウエイリュウも必死で追うが2馬身ほど差がある。カイセドクターも懸命について行くが前と同じ脚色だった。残り10mあたりで、先頭を行くブラックサファイアの脚色が鈍り始めた。これにキョウエイリュウが激しく追い立てゴール前の接戦にもつれ込んだ。そして、キョウエイリュウがゴール直前でブラックサファイアをかわしその態勢でゴールへ駆け込んだ。見事な差しきり勝ちであった。ブラックサファイアは惜しくも2着。念願の南北海道産駒の優勝はならなかった。カイセドクターも追いつけなかったが離されず3着をしっかり確保した。4着争いはコマサンダイヤとエンゼルフクヒメが激しく争い、最後はコマサンダイヤがわずかに残って4着に入った。

次走へのメモ
キョウエイリュウ(1着):ゲートで立ち上がった時は心配されたが、気合いが入っていたということであろう。リカバリーが早かった。序盤は先手を取り、第2障害ではブラックサファイアに先に行かれたものの慌てず落ち着いて前をじっくり追い、最後できっちり差し切るという味のあるレースを見せた。20kgのハンデを考えればやはり実力は1枚上だったということか。タイムも秀逸。次の狙いは当然イレネー記念。定量戦でさらに力が発揮されるか。今回、賞金が大きく加算され、35kgというハンデになるため、平場は使わずぶっつけで行くことが考えられる。
ブラックサファイア(2着):明らかに勝ちに行っていた。脚質的には控える競馬も考えられたがそれでは追いつかないと見て、前半早めに詰めて障害も先に仕掛けてひと腰。残り20m付近では引き離しにかかる場面もあり一瞬アッと言わせたが、最後でわずかにスタミナが足りなかった。そこは経験の差というところか。しかし今回のレースで十分戦えるところは見せた。イレネー記念で逆転を狙う。
カイセドクター(3着):目立たぬ存在ではあったが、最後までしっかり前に付いていって勝ち馬とはわずか3秒差。期待以上の走りができたと思われる。脚質の自在さも生きたイメージだ。馬体重が28kg増と増加し体調も良かったことがうかがえる。キョウエイリュウ同様カネサテンリュウの仔がよく走れているのにも注目。
コマサンダイヤ(4着):これまでの実績から好走が期待されていたが、障害を降りてからの伸びを欠いた。序盤もやや自分のペースでは行けていなかったように見える。最内枠が影響したか。2歳戦でペースが速すぎたのもこの馬には向いていなかったように見える。今後の成長に期待したい。
エンゼルフクヒメ(5着):唯一の牝馬として堂々の走りはできたと思われる。ナナカマド賞時は流れについて行けず障害でも苦労したが、今回は序盤のハイペースにもしっかりついていた。騎手ともどもしっかり稽古した成果であろう。この馬の目標は2月の黒ユリ賞で牝馬チャンピオンを目指す。
  その他では、タケノダイマオー(6着)は、想定どおり前には付けられたが、他の各馬の勢いに押された形でスムーズに行けなかった。サロマタイショウ(7着)も前について行くのがやっとで見せ場は作れなかった。あとの馬たちは力に差があった。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 単勝 6 7枚 ワイド 7-6,7-10 各1枚 枠複 6-8 3枚 三連単6-10-7 計3枚
  これだけ的中のオンパレードだとホクホクのはずなんだが、連日の収支マイナスという悲しい結果。1、2番人気の連で決まるとやっぱり安いね。こういう時は絞り込んで厚めに買うべきというのはわかってるんだが、やっぱり夢も見たいしね(笑)1着2着が逆になったところで余計マイナスは大きくなるので、当たっただけ良しとしなければ。それにしても見応えのある直線だった。キョウエイリュウは強かったけど、ブラックの走りもすごかったね。馬券を離れても楽しめた。
  今回収支 -1,240
   (通常分) -1,420  (配当)3,180 (投入)4,600
   (単複・ワイド) +180  (配当)1,580 (投入)1,400
  今年度累計 -22,930(12/30・ヤングチャンピオンシップ終了時点)
   (通常分) -13,740 (配当 60,060 - 投入 73,800)
   (単複・ワイド) -9,190 (配当 16,710 - 投入 25,900)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回重賞は、年が明けてすぐ。1月2日の帯広記念、3日の天馬賞です。明日1月1日まで帯広記念、2日までに天馬賞の予想をアップしたいと思います。それでは良いお年を。

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