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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年12月9日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】回顧・第44回ばんえいオークス(12/8)

ばんえい重賞レース回顧
第44回ばんえいオークス(BG1)-2019年12月8日-10R 200m直 曇 2.3%
  1着◎(6)ジェイカトレア(藤野俊) 1分57秒6
  2着 (4)クイーンヴォラ
  3着 (8)アアモンドラッシュ
   単勝 6 150円(1番人気) 馬複 4-6 2,750円 三連単 6-4-8 48,700円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえいの3歳牝馬女王決定戦、第44回ばんえいオークスは、1番人気のジェイカトレアが障害を先頭で降りてそのまま押し切って快勝。黒ユリ賞に続いて牝馬重賞を制覇し世代女王の座を守った。藤野俊一騎手は2006年ウィナーサマー以来3度目のオークス優勝。重賞は昨年岩見沢記念以来で通算53勝目。平田義弘調教師はこのレース初優勝。

レース振り返り
  帯広は12月に入り冬らしい気候となり、特に当日は小雪が舞う天気。馬場は表面は乾いているように見えるものの気温が低い分、水分が残っており、重くもなく軽くもなくといったところであった。
  レースは、一斉のスタートから第1障害もほとんど差がなく全ての馬がクリア。その後も各馬は刻みを入れながらもほとんど差は開かずに進む。第1障害を越えて心持ちヒメトラクイーンとアアモンドラッシュがやや前に出て、これに1番人気のジェイカトレアと最内のサクラユウシュンが差なく追う。その後も各馬出たり入ったりを繰り返しながら進み、ジェイセリナがやや遅れた以外はほぼ横一線のまま第2障害手前へ。ここまで61秒と平均ペース。
  各馬が障害に並んだところで、まずジェイカトレアが障害を仕掛け、一歩一歩力強く越え先頭でクリアした。続いてサクラユウシュン、アアモンドラッシュあたりが障害に挑戦するがストップ。サクラユウシュンは天板で膝を折った。その後も各馬次々と障害に挑戦。苦戦する馬が多い中、じっくり攻めたクイーンヴォラが一腰で越え、一旦天板で止まったアアモンドラッシュと、やはり一腰でまとめたハイトップフーガが続き、さらに遅れてヤマサンブラック、アアモンドノースが相次いで障害を越えた。
  しかし、後続が障害を降り始めたころには先頭で降りたジェイカトレアは残り30m手前あたりを快調に歩く。4,5馬身離れてクイーンヴォラ、これにアアモンドラッシュが少しずつ差を詰め、並走していたハイトップフーガがやや置かれた。先頭のジェイカトレアはそのままリードを保ちながらゴールに近づき、緩みそうになっても藤野騎手が気合いを入れて最後は余裕でゴールを駆け抜けた。2番手はクイーンヴォラが粘るところアアモンドラッシュが更に追うが差が縮まらず、クイーンヴォラが2着、アアモンドラッシュが3着に入った。後方も同じような脚色でハイトップフーガが続き4着、2番人気のヤマサンブラックも切れ味が出ずにそのままの脚色で5着に入った。当欄で対抗に狙ったヒメトラクイーンは障害で崩れ9着に終わった。

次走へのメモ
ジェイカトレア(1着):1番人気ということもあって、藤野騎手は今回はかなり慎重に歩を進めていたように見える。それでも中間は無理なく前に出ることができた。障害はいたってスムーズで最後の直線もしっかり歩いていた。また、しっかり仕上げられていた様子も見え、7kg減の馬体重がそれを現していた。やはりこのメンバーでは力と経験値が上であった。次はおそらくばんえいダービーに挑戦か。相手は強いが流れにしっかり乗れれば好走は可能。さらにその後はヒロインズカップ、チャンピオンカップ、ポプラ賞と出走権を得ており、経験を積むには絶好の機会となりそう。
クイーンヴォラ(2着):中段待機から障害をひと腰で越え2着まで食い込んだ。これまで黒ユリ賞でも好走しており決して意外な結果ではない。渡来騎手の手綱で、位置取りも含めしっかり自分のレースを展開した結果であろう。また、前開催が霧で取り止めになった分だけしっかり体を作ってプラス34kgと、元々小柄な馬がここにきて力をつけてきていたともいえる。父シベチャタイガーは晩成型、今後が楽しみである。当面は自己条件で勝ち星を重ねたい。
アアモンドラッシュ(3着):9番人気であったので3着は好走。先行馬ではあったが力関係で前に行けるか懸念されていた。しかし相手にかかわらず積極的に行ったことが結果的には最後の粘りにつながったといえる。障害もひと腰ではなかったもののしっかり対応できていた。これでBクラスに昇格、自己条件なら連勝できるだけの力はつけてきている。
ハイトップフーガ(4着):これも8番人気なのでまずまずの好走といえる。ただ黒ユリ賞2着の馬なので、まだまだ上位を狙えたのではというイメージは残る。先行してレースを引っ張っていけるかと思われたが、前に行ききれなかった。ただ障害は上手なところを見せていた。この馬もB4クラスに昇格、どこまで戦えるか。
ヤマサンブラック(5着):全体としてなんとなく淡泊なレースだったように見える。2番人気と期待されていただけにもう少し攻めてほしかった感がある。障害は立ち止まったものの崩れてはおらず、レースの組み立て自体は悪くなかった。ダービーの出走権が微妙な位置にいるが、そこは狙わず自己条件で賞金を稼ぎに行くか。
  その他では、最下位人気だったドルバコ(6着)は、格下でしかも今回は大外枠と条件的には不利であったが、気楽に走れたか、直線での追い込みの鋭さを見せており、今後チャンスがあれば狙い目となりそう。アアモンドノース(7着)は連勝の勢いで3番人気まで推されたが力の差があった。サクラユウシュン(8着)は攻めたが課題の障害でミスが出た。ヒメトラクイーン(8着)は障害でストップ、序盤から後手にまわり流れが向かなかったか。ジェイセリナ(10着)は始めから流れについて行けていなかった。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 単勝 6 7枚 のみ
  ジェイカトレアはやはり一枚上だった。そこは想像できたのだが、逆転もあり?と色気を出してしまった。いつもは本命が1着に来ずというパターンが多いのだが、今回は単勝しか当たらないという情けなさ。それも安めの。2着、3着に人気薄が来ているのだから、ここでワイドの大きいところでも入ってくれればいいのだが、そうもいかない。なんともチグハグな馬券でした。ヘコみ加減のまま年末年始に突入だが、ここらで挽回といきたいところ。
  今回収支 -4,650
   (通常分) -4,100  (配当)0 (投入)4,100
   (単複・ワイド) -550  (配当)1,050 (投入)1,600
  今年度累計 -21,390(12/8・ばんえいオークス終了時点)
   (通常分) -12,520 (配当 52,380 - 投入 64,900)
   (単複・ワイド) -8,870 (配当 13,730 - 投入 22,600)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  さて、重賞は年末年始までひと休み、そして年末年始は稼ぎ時、今年は年末に2本、年始に2本と重賞は4開催日連続で行われます。まず12月29日に3歳クラシックのばんえいダービー、翌30日には2歳の産駒地区選抜重賞ヤングチャンピオンシップが行われます。その後、1月2日に古馬の重賞、帯広記念、3日には明け5歳の重賞、天馬賞があります。当欄の予想ですが、その時の状況によって変更しますが、ダービーの前日までに年末の重賞2レース分を、1月1日までに年始の重賞2レース分をそれぞれまとめてアップしたいと思います。

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