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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2019年12月26日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2019】重賞予想・第48回ばんえいダービー(12/29)

  ばんえいは年末年始開催に入ります。年末と年始に2つずつ重賞が行われます。当欄でも予想を頑張っていきたいところですが、あまりにも日程が詰まっており対応しきれない状況ですので、コラムなどは省略します。そして次の重賞予想のアップは結果報告の前になると思います。それでは、少し早いですが、3歳三冠の最終戦ばんえいダービーの予想からです。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第48回ばんえいダービー(BG1)
(2019年12月29日(日)19:05発走 帯広11R ダ200m 3歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  アオノゴッド 牡3 730 村上章 金田勇 栗毛 追
父 マルニセンプー
  ギンノダイマオー 牡3 730 西将太 松井浩 芦毛 先
父 キタノドリーマー
  ジェイカトレア 牝3 710 藤野俊 平田義 青毛 先
父 トカチタカラ
インビクタ 牡3 730 島津新 松井浩 青毛 逃
父 イッスンボウシ
  コマサンブラック 牡3 730 松田道 金田勇 青毛 先
父 ウンカイ
ダイリンファイター 牡3 730 赤塚健 小林長 青毛 先
父 アローファイター
  サクラドリーマー 牡3 730 藤本匠 今井茂 鹿毛 追
父 キタノドリーマー
メムロボブサップ 牡3 730 阿部武 坂本東 鹿毛 逃
父 ナリタボブサップ
ジェイエース 牡3 730 鈴木恵 山本正 栗毛 差
父 ウンカイ
10 アオノブラック 牡3 730 西謙一 金田勇 鹿毛 差
父 ケンジュオー
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえいダービー」の概要と傾向
  ばんえいの3歳三冠いわゆるクラシック最終戦である「ばんえいダービー」。レースの格はむろん最高ランクのBG1である。ばんえいの場合は、イレネー記念や天馬賞など各世代でBG1があるため、このレースの価値はそれらに分散されるが、それでもダービーと名が付く以上、最高峰のレースであることは間違いない。年末のこの時期に行われるため、そのレースのスピードにも例えて「日本一遅いダービー」と表現される。
  定量戦であるため、実力馬が実力どおりの結果を出すのが本来だが、1番人気は(4,3,1,2)と有利ではあるものの絶対的な強さではない。むしろ2番人気の馬が(5,2,2,1)とこちらが好成績を挙げている。これはオークスでも同じような傾向がみられ、上位に力の差のない中で目標にする側とされる側の違いか。但し4番人気以下は未勝利であり穴馬が上位に入ってくることは少ない。ダービーの勝ち馬は三冠の「大賞典」「菊花賞」とも連動しないことも多く、臨戦過程でも目立った傾向はない。その時点で実力や調子を総合して、1,2番手の有力馬がしのぎを削るということになるだろう。騎手では鈴木恵介騎手が4勝で現役最多、藤本匠騎手が3勝、一方ベテランの藤野俊一騎手はまだこのレースに一度も勝っていない。

今回のみどころ
  大賞典、菊花賞と二冠を制したメムロボブサップが、ハクリユウ(1975年)、マルトダンサー(1980年)、ウンカイ(1997年)、ヨコハマボーイ(2001年)以来5頭目の三冠馬を目指す。今年の3歳世代は、2歳時にはアオノブラック、ギンノダイマオーと合わせて3強と言われたが、ここにきてメムロボブサップが一歩抜け出したイメージ。好調を維持し可能性も大きくふくらむ。これを阻止する馬は出るか。3強のうちの残り2頭を中心に、下位の馬でもそれぞれの条件で活躍しており、ここはワンチャンスを狙ってくることも考えられる。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 アオノゴッド:重賞はこれまで3走し、イレネー記念4着、菊花賞では3着といずれも人気薄のところを好走している。僚馬のアオノブラックの影に隠れがちだが、直線での鋭い追い込みが武器でしっかり掲示板に顔を出している。前半は後方待機で他馬の様子を見ながら進み直線で一気に切れ味を見せる。粘り強さもある。ただ流れに乗れないまま後方に置いて行かれたまま終わるパターンもしばしば。馬場・重量ともやや重めの方が成績が上がっている。
 2 ギンノダイマオー:2歳から3歳前半にかけ活躍、重賞常連で世代3強の一角であったが、最近はばんえい菊花賞回避を含め順調さを欠いており心配されるところ。得意なはずの障害も怪しくなっている。過去は4回重賞に出走しいずれも2着とシルバーコレクター。先行力があり安定した走りができるが、最後で切れ味のある有力馬に差されることが多い。そろそろ悲願の重賞タイトルが欲しいところだが、本来の体調がどこまで回復しているか。
 3 ジェイカトレア:ばんえいオークス馬。同世代牝馬では大きく他馬をリードしており、黒ユリ賞と合わせ重賞は2勝している。牡馬の中に入っても、大賞典で5着、はまなす賞4着などそこそこの好走は見せており、完成度の高い馬体は牡馬に見劣りすることはない。脚質的には前半はやや控えて直線でじわじわ伸びていく差しが基本だが、流れによって前に行ったり自在に動ける。但し、ペースは落ち着いた方がよさそう。障害は問題なくこなす。
 4 インビクタ:重賞は常連だがナナカマド賞と菊花賞の5着が最高で結果は出ていない。しかしながらこの馬は抜群の先行力が持ち味で、レースを引っ張り見せ場を作る。直線ではスピードは落ちるものの粘りの走りを見せ、これが平場戦になるとまんまと逃げ切ってしまうこともしばしば。直前でも3連勝している。特に軽馬場は大歓迎。ただ荷物が重くなるとスピードがそがれてしまう傾向にある。障害は上手な方だが慌てるとミスが出ることも。
 5 コマサンブラック:重賞初出走、特別戦も全く経験していなかったが、今年度に入り勝ち星を重ねてダービー出走権を得てきた。父はウンカイで、母は現役時代重賞などで活躍し人気もあったコマクイン。これまでのレースぶりから好位から差してくるタイプのように見える。障害も問題なくこなしており、成績は安定している。さすがに初重賞で、重量も未知数で流れも厳しくなりそうだが、血統的な素質がここで開花することも考えられる。
 6 ダイリンファイター:最後の出走権を得てきた馬。重賞は2歳時にヤングCSに出走、9番人気ながら最後の粘りで5着に食い込んでいる。その他産駒特別で1着に入った以外には重賞・特別戦の出走はない。この馬の母は現役時代ばんえいオークスなどを優勝したダイリンビューティ。大レースに強いと考えられ、実際成績も上げている。脚質は自在に対応できるが、先行してこそその脚が生きる。障害は上手な方で崩れることはまずない。
 7 サクラドリーマー:重賞はイレネー記念、大賞典、菊花賞に出走、一発の期待からそこそこ人気するが、いずれも6着にとどまっている。直線での切れ味は抜群なものを持っている一方、障害が苦手で一時期は好不調の波がはっきりして全くアテにならなかった。近走はこの障害を重点に攻められ克服しつつある。その分直線での目の覚めるようなキャンターは見られなくなったが、最後までしっかり伸びる。重量への対応は未知数の部分がある。
 8 メムロボブサップ:3歳三冠の可能性があるのはこの馬のみ。重賞はここまで5戦4勝。唯一アオノブラックに敗れた昨年のヤングCSは流れに乗れなかったがそれ以外は安定している。デビュー時は800kgそこそこの小柄な馬でフラフラ走っていた様子だったが、ここにきて急激に馬体が成長。1000kgを大きく上回り走りも力強さを増してきた。ばんえい菊花賞ではトップハンデながら自分から動いて快勝。先行力があり障害もこなす。
 9 ジェイエース:重賞はこれまでイレネー記念5着、大賞典と菊花賞が4着と掲示板内に入る実績を上げている。2歳時デビュー前の能検で1番時計、デビュー戦からいきなり1分10秒台を出すなど本来スピードのある馬で、直線での切れ味も抜群だが、障害がかなりの苦手で膝を折ることも多い。ただ上手く流れにのれれば大駆けの期待の大きい馬である。既に1100kgを越え馬格がしっかりしており、スケールは大きく重量にも対応できそう。
 10 アオノブラック:2歳時から3歳前半にかけては、世代3強の一角。昨年暮れのヤングCSでは好位から切れ味よく抜け出し快勝。これがこの馬の勝ちパターンであるといえる。重賞勝ちはこの1勝のみであるが、常に上位を争っており、これまで出走した重賞は全て3着以内に入っている。馬格があり、特に最後の直線での力強い走りがモットー。ただやや反応が鈍い時があり、障害も決して得意ではないが、崩れることは少なくしっかりこなしている。

【はむ!の見解まとめ】
  まず、展開予想だが、やはり先行してこそ力が出せるインビクタがすんなりハナを行くだろう。メムロボブサップも菊花賞の動きから見れば積極的に攻めて行くと思われる。あとはダイリンファイターあたりが下位クラスながら思い切って前に来ることも考えられる。アオノブラックも離されずについて行きたいところだが、前半どこまで脚を使わずに行けるか。ギンノダイマオーも本来前に行きたい馬だが無理がきくかどうか。ジェイエースやサクラドリーマーはさらに後方となりそうだが、これも流れ次第か。いずれにしても各馬障害までに脚を残しておきたい。
  予想だが、やはり今回は◎(8)メムロボブサップには逆らえない。たたき台に古馬オープン相手の特別戦(ホワイトクリスマス賞)を使い6着にはなったものの、現役最強馬が並ぶ中、しっかり流れについて行っていた。華奢だった馬もここにきて馬体重が増え急成長。どんどん強くなっていくイメージだ。先行してそのまま逃げ切る作戦で来るか。同世代相手なら何らかのミスが出ない限り負けることはないだろう。
  そして堅くなるが○(10)アオノブラックも充実。菊花賞もこの上ない動きであったが、一開催休んでダービーに向け万全の態勢を整えてきているように感じられる。ボブサップに先に行かれた時焦って障害でミスが出るような場面も考えておく必要はあるが、そこからでも取り戻せるだけの脚はある。
  一方、3着付けが難しく、このあたりに狙いをつけたいところ。ここで穴狙いとして▲(6)ダイリンファイターに注目した。出走権の最後の切符を得てくるなど格は下位ではあるが、先行力と障害力があり、スルッと抜け出すようなことがあるかも。母ダイリンビューティの活躍を思い出しそう。素直に狙うなら先行馬△(4)インビクタ。展開的に厳しいとは思われるが、近走充実しており、先行できる分好走は可能。
  追い込みの有力馬2頭も切れ味はあるが当てにはしづらい。レース全体の流れからすれば注(9)ジェイエースの方が向きそうだが、障害が課題。(7)サクラドリーマーも切れ味は鋭いが、こちらは流れが向かないとジリ脚になる可能性も。そして注目されるのが元々3強の一角であった(2)ギンノダイマオー。これまで順調さに欠けており当欄では無印としたが、元々実力がある馬、調子がどこまで戻っているか。あと、菊花賞で3着に突っ込んできた(1)アオノゴッドは定量戦では厳しいと見るが、切れ味はあり他が崩れると浮上も。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今年の馬券戦線は好調ではないが踏みとどまっているというところ。そしてここにきて年末年始重賞4連発。逆転プラスを目指したいところだが、ここで負けが続くと一気にマイナスが膨らむ。なるべくマイナスのことは考えないで勝負したい。当欄的にはアオノブラック推しだが、やっぱりボブサップが強いかなといったところ。この馬複では配当はつかないと思うので、3着付けの穴狙いなどいろいろ工夫してみたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 8=10→6,4,9 合計6通り 各300円
      8→10→6,4,9,7 合計4通り 各200円
      8→6,4,9,5→10 合計4通り 各200円
  枠複 7=8 500円 7=7、8=8 各200円 合計 4,300円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 8 800円 単複(応援)9 各200円
  ワイド 6=8,10,4,2 2=8,10,4 合計7点 各100円
  合計 1,900円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、他の年末年始重賞と合わせて行いたいと思います。正月中に行えるか、それより後になるかもしれません。次回記事はばんえいダービーの翌日に行われるヤングチャンピオンシップの予想の予定です。

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