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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年9月2日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第32回はまなす賞(8/30)

ばんえい重賞レース回顧
第32回はまなす賞(BG3)-2020年8月30日-10R 200m直 小雨 2.1%
  1着 (4)ゴールドハンター(島津新) 1分31秒8
  2着◎(5)メムロボブサップ
  3着○(1)メジロゴーリキ
   単勝 4 850円(4番人気) 馬複 4-5 1,980円 三連単 4-5-1 5,440円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  3歳馬、4歳馬による夏の世代対抗重賞、第32回はまなす賞は、4番人気の3歳馬ゴールドハンターが第2障害3番手あたりから一気に差し切って重賞初制覇を果たした。島津新騎手は今シーズン絶好調で重賞はばんえいグランプリに続き、重賞騎乗機会5連勝、通算7勝。はまなす賞は初制覇。金田勇調教師はこのレースは2016年バウンティハンター以来2度目の制覇で重賞通算19勝目。

レース振り返り
  帯広は前日から当日午前にかけてまとまった雨が降り、その後も降ったりやんだり。気温もこの時期としては非常に低く、かなりの軽馬場になっていた。
  レースは、スタートから各馬勢いよく飛び出した。特にゴールドハンターの出足が良かった。他はサクラドリーマー、カイセドクターら外枠の馬が若干置かれたものの、ほとんどの馬がかなりのスピードで第1障害を越えた。その後もゴールドハンターがハナを行き、エンゼルフクヒメがピッタリと付け、内からアオノブラック、ダイリンファイターも追いかける。メムロボブサップ、インビクタも離されずについて行き、これらは1,2障害中間まで刻むことなく進んだ。各馬一旦刻んでからはペースがやや落ち着き、今度はアオノブラックとメムロボブサップが少し前に出て第2障害へ向かう。その他の先行勢もほとんど離されずに付いていったが、アオノブラックとメムロボブサップがわずかに先に第2障害手前にたどり着いた。ここまで43秒のかなりのハイペース。
  5~6頭が障害手前に揃ったところで、先に障害を仕掛けたのがアオノブラック、続いてメムロボブサップ。この2頭はスンナリ障害を越えて直線へ、その後の馬はエンゼルフクヒメ、インビクタあたりが仕掛けたがやや時間がかかっている間に、十分溜めていたゴールドハンターがひと腰で障害を越え3番手、その後にインビクタ、エンゼルフクヒメと続いた。
  直線の先頭争いは、アオノブラックをメムロボブサップが1馬身ほどの差で追いかけ、じわじわと迫っていく展開となったが、その後ろで3番手で降りたゴールドハンターの脚色が良く前に追いつく勢い。そして残り30mの地点で3頭が全く並んだ。ゴールドハンターの勢いは止まらず一旦先頭へ。しかしメムロボブサップも粘り半馬身ほどの差からは広がらずについて行く。アオノブラックはやや勢いが落ち3番手へ。前の2頭のマッチレースとなり、残り10mを切ったあたりからほぼ並んだまま進み、ほぼ同時にゴール線を越え、写真判定にもつれ込んだ。3着はアオノブラックが粘り、後方から追っていた2番人気カイセドクターは4着まで押し上げるのがやっとだった。
  そして、写真判定の結果、ゴールドハンターがわずかの差でメムロボブサップに先着し、優勝した。

次走へのメモ
ゴールドハンター(1着):スタートの不安定さが懸念されたが、今回はきれいにスタートが決まった。いつも騎手が座って落ち着かせるところ、今回は島津騎手がほとんど立ったまま進み、自然体で走れたことで後半の勝負どころの粘りにつながった形だ。やや苦手の障害もしっかり溜めてクリア。一瞬の切れ味で先頭に出た。突き放せなかったのは相手が強かったからであるが、それでも勝ちきったあたり勝負根性もありそうだ。ハンデと軽馬場も十分に生かせた。これで一気にクラスが上がるので今後厳しいレースが続きそうだが、今日のような展開になればチャンスはある。次の目標はばんえい菊花賞。
メムロボブサップ(2着):軽馬場でペースが乱れるところであるが、落ち着いて好位置に。満を持して障害にチャレンジ、障害2番手から当面のライバル、アオノブラックを射程圏内に入れ理想どおりの展開となったが、思わぬ伏兵にやられた形になった。この馬が敗れるのはこのパターンか。しかし最後写真判定の位置まで盛り返したあたりは改めて強さを見せた形だ。来月の銀河賞、そして4歳3冠に向け視界は良好である。
アオノブラック(3着):馬体重が19kg減はかなり稽古してきた模様だ。この馬としては勝負に出たのであろう。レースも軽馬場で遅れを取ると追いつかないと見て積極的に攻めて行った。前半攻めた分最後はお釣りがなくなった形になったが、馬場状態なども考えればまずまずの3着と言える。銀河賞でリベンジを果たしたいところ。
カイセドクター(4着):期待度からすると不満も残るが、3歳馬として堂々と走っていた。出足でやや遅れる癖のあるこの馬にとっては、軽馬場は厳しかったか。それでも最後はしっかり追っていたのでこの馬の持ち味が出せていたように思われる。馬体がやや小さめで、もう少し成長がほしい。
インビクタ(5着):調子は良さそうだったが、今回は軽馬場ということもあり、先行できなかったのが敗因であろう。それでも終始安定して自分の走りはしていたので大敗感はない。銀河賞などで巻き返しは十分可能。
  その他では、エンゼルフクヒメ(6着)は最下位人気であったのでまずまず踏ん張れた方であろう。積極的にレースを進めていた。しかし障害次第ではもう少し順位は上げられていたか。サクラドリーマー(7着)は前半から遅れ、瞬発力も発揮する場面がなかった。軽馬場向きではなさそうだ。ダイリンファイター(8着)も本来逃げたかったが、他馬に行かれてしまった。軽馬場に泣いた形。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 なし
  ゴールドハンターか。これはやられたね。繰り上がり出走の馬だったし、出足が不安定な感じがしたから、この相手ではどうかと完全に軽視していた。勢いのある騎手というのも大事だったね。というわけで、あとは2着、3着で◎○だったものの、馬券は今シーズン初の完全外れという悲しい結果になってしまった。それでもトータルでは首の皮一枚つながったので、次でなんとか引き戻せたら。
  今回収支 -5,700
   (通常分) -4,300  (配当)0 (投入)4,300
   (単複・ワイド) -1,400  (配当)0 (投入)1,400
  今年度累計 +320(8/30・はまなす賞終了時点)
   (通常分) +3,060 (配当 37,260 - 投入 34,200)
   (単複・ワイド) -2,740 (配当 8,560 - 投入 11,300)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次回の重賞は3週間後、9月20日(日)、古馬重賞で4大記念競走の第2弾、岩見沢記念(BG2)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

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