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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年9月21日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第56回岩見沢記念(9/20)

ばんえい重賞レース回顧
第56回岩見沢記念(BG2)-2020年9月20日-11R 200m直 晴 1.8%
  1着△(7)コウシュハウンカイ(藤本匠) 2分32秒0
  2着注(5)ミスタカシマ
  3着 (4)コウシュハレガシー
   単勝 7 220円(1番人気) 馬複 5-7 1,550円 三連単 7-5-4 13,680円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞で4大記念競走の第2弾、第56回岩見沢記念は、1番人気の10歳馬コウシュハウンカイが障害を先頭で抜け出し後続の追撃を押さえ、昨年に続く連覇。今シーズン春のオッズパーク杯以来の重賞制覇で通算15勝となった。藤本匠騎手もこのレースは昨年に続く連覇で実に7勝、重賞通算74勝。松井浩文調教師はこのレースは8度目の制覇で重賞通算66勝目。

レース振り返り
  まず、重賞3連勝中で今回も期待されたミノルシャープが熱発のため当日に競争除外、7頭立てのレースとなった。この日の帯広は一昨日にまとまった雨が降ったが、その後は晴れて、適度な水分を含んだ標準的な馬場となっていた。
  レースは、スタートからメジロゴーリキが飛び出し、第1障害を先頭で降りた。続いてセンゴクエース、ミスタカシマあたりが心持ち前へ、後の馬も差なく続いた。ホクショウマサルも遅れずについて行った。第1障害を越えてからは高重量ということもあって各馬ペースを落とし、早めに刻みを入れ、かなりゆったりとした流れになった。1,2障害中間あたりではメジロゴーリキが他を引き離して先行、後続はセンゴクエース、ホクショウマサルが前に出たり、コウシュハウンカイ、コウシュハレガシーあたりが追いついたりと出入りを繰り返しながら進む。その後も各馬ゆっくり進み、メジロゴーリキがようやく第2障害手前に先着。ここまで78秒のスローペース。これに大外のセンゴクエース、コウシュハウンカイ、そして内からホクショウマサル、さらにはコウシュハレガシー、やや遅れてミスタカシマ、ソウクンボーイが第2障害にたどり着いた。
  横一線で並んだところで、最初に障害を仕掛けたのは大外のセンゴクエース。しかし天板に足がかかったところで膝を折りそのまま転倒。続いてコウシュハウンカイ、メジロゴーリキ、コウシュハレガシーが相次いで障害にチャレンジ。その中で多少よれながらもひと腰で越えたのがコウシュハウンカイで先頭。メジロゴーリキとコウシュハレガシーは坂の中腹でストップ、メジロゴーリキはその後座り込んだ。これらを見るようにじっくり溜めて障害を越えてきたのがミスタカシマでこれが2番手。立て直したコウシュハレガシーが3番手で坂を降りた。後の馬は障害で大苦戦し前の3頭から大きく離された。
  直線での先頭争いは、コウシュハウンカイが楽に逃げ5馬身以上のリード、ミスタカシマが2番手で続き、これにコウシュハレガシーが一瞬の切れ味で前に迫ろうという態勢。先頭のコウシュハウンカイは残り20mを切ったあたりでややスピードが緩むがセーフティリードがある。ミスタカシマとコウシュハレガシーは並びながらじわじわと前を追うが、まずコウシュハレガシーが厳しくなった。残り10mを切ったあたりで、コウシュハウンカイのスピードがさらに緩み、ミスタカシマが激しく追い、最後は1馬身差まで迫ったが、コウシュハウンカイは止まらずに歩ききりゴールを越えた。ミスタカシマは届かず2着、コウシュハレガシーはゴール前で詰まったが、後続が来ておらず余裕の3着だった。その時点でやっと第2障害を降りたソウクンボーイが大きく遅れて4着。2番人気と期待されたホクショウマサルらはそれからさらに30秒以上の大差での大敗だった。

次走へのメモ
コウシュハウンカイ(1着):レース前に種雄馬となるための検査を受けたということで体調は万全ではなかったようだが、それでも変わらぬ安定した走りと、持ち前の先行力、登坂力で押し切った。ミノルシャープがいなかったこともこの馬にとって自分のペースで走れる要因となったのではないか。この走りを見るとまだまだこの馬の力は衰えを知らないようだ。この後もコンスタントに重賞戦線を狙っていくであろうが、ハンデも厳しくなり、様子を見ながらというところか。
ミスタカシマ(2着):馬場と斤量が丁度良かったか。ペースが落ち着いたことで、前半無理なく前に付けられ、得意の障害をひと腰で越えて最後の追い込みと粘りにつながったのであろう。岩見沢記念は牝馬の活躍が目立つレースだが、この馬もその流れに乗った感じだ。十分力を発揮した2着だと言える。この後も重賞戦線へのチャレンジは続く。ドリームエイジカップあたりが狙いどころか。
コウシュハレガシー(3着):勝った天馬賞の時のように、序盤からうまく流れに乗って3着を確保した。障害の上手さもこの馬の売りである。最後はさすがにバテたが、まだ5歳馬。今の力からすれば十分である。今後重賞もチャンスがあれば出たいところであろうが、まずは賞金稼ぎのために特別戦あたりでしっかり勝っておきたい。
ソウクンボーイ(4着):大きく離れた4着ではあるが、重賞の4着は平場戦1勝程度の価値がある。出走すればこういうチャンスもあるということを改めて示したのではないか。各馬障害で苦しむ中で崩れなかったことが比較的早い立て直しにつながったのではないか。今後も重賞はいつでも出られる用意はあるようだ。
ホクショウマサル(5着):特別戦連勝で重賞でも期待されたが、やはり重賞の800kgを越える重量は厳しかったか。出足は悪くなかったが道中で厳しくなっていた。障害もこれでは厳しい。もう少し調整が必要か。
  その他では、メジロゴーリキ(6着)はブリンカーを着用、集中力を上げて、レースも果敢に攻めて行ったが障害への対応がまだ十分ではなかった印象。崩れなければチャンスはあった。センゴクエース(7着)も先頭で障害を仕掛けるなど見せ場はあった。天板までは足がかかっていただけに惜しい。各馬もそうだが障害で崩れてしまう癖はなんとか修正したい。ミノルシャープは熱発のため除外。出ていればレースの流れが変わって違う結果になっていた可能性もある。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 ワイド 5-7 1枚のみ(除外返還除く)
  ミノルシャープ除外で、流れ自体が変わってしまった感じ。そうなるとコウシュハウンカイに楽な展開になったね。マサルもセンゴクも障害に不安がある馬だったが、その不安が当たってしまった。馬券もそこから狙っていたから当たらないね。除外で買い目が減ったので資金減りはわずかだが、マイナス街道に入ってしまったのは変わりない。来週もあるので頑張ろう。
  今回収支 -1,950(除外は算入せず)
   (通常分) -1,200  (配当)0 (投入)1,200
   (単複・ワイド) -750  (配当)350 (投入)1,100
  今年度累計 -1,630(9/20・岩見沢記念終了時点)
   (通常分) +1,860 (配当 37,260 - 投入 35,400)
   (単複・ワイド) -3,490 (配当 8,910 - 投入 12,400)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  来週も重賞があります。今度は9月27日(日)、4歳の重賞、銀河賞(BG2)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

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