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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年9月19日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第56回岩見沢記念(9/20)

  今週の重賞は、古馬重賞でいわゆる4大記念競走の第2弾、岩見沢記念です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第56回岩見沢記念(BG2)
(2020年9月20日(日)20:15発走 帯広11R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  メジロゴーリキ 牡6 820 西謙一 松井浩 鹿毛 逃
ホクショウマサル 牡9 820 阿部武 坂本東 鹿毛 先
  ソウクンボーイ 牡10 820 村上章 西邑春 鹿毛 追
  コウシュハレガシー 牡5 820 藤野俊 平田義 栗毛 追
ミスタカシマ 牝5 810 菊池一 槻舘重 栗毛 差
ミノルシャープ 牡6 850 島津新 大友人 鹿毛 逃
コウシュハウンカイ 牡10 840 藤本匠 松井浩 栗毛 先
センゴクエース 牡8 820 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「岩見沢記念」の概要と傾向
  ばんえいのいわゆる「4大記念競走」の第2弾。現存するばんえい重賞では最も歴史が古く今年で第56回目となる。2006年まではその名のとおり廃止された岩見沢競馬場で行われていた。現在は帯広において秋の古馬重賞シーズンの開幕のレースとして開催されている。
  傾向だが、過去10年で1番人気は(4,2,2,2)とまずまず。2番人気も3勝と上位安定だが、3番人気になると0勝と穴人気の馬には死角がありそうだ。負担重量も800kgを越えてきて力も要求されるが、5歳馬が3勝するなど善戦しており、まだ若馬にもチャンスはありそう。ハンデを背負うこともあり、ばんえいグランプリの勝ち馬は苦戦傾向。帯広開催以降は昨年コウシュハウンカイが勝つまで全く勝てなかった。かつて牝馬が善戦するレースであったが、最近は出走自体が少なくその傾向は見られなくなっている。騎手では藤本匠騎手が6勝とこのレースを得意としている。一方鈴木恵介騎手は1勝と他のレースに比して勝ち星が挙がっていない。また、松井浩文厩舎が6連勝を含む7勝と他を引き離す実績を上げている。

今回のみどころ
  今シーズンの古馬戦線は、最初のオッズパーク杯ではコウシュハウンカイが勝ったが、その次の北斗賞から旭川記念、グランプリとミノルシャープがBG1~BG3まで3連覇し、最も勢いがある。一方、従来の盟主オレノココロは夏は休養にあて回避、実力馬のセンゴクエースやホクショウマサルらは苦戦している。これからは秋シーズンの重賞戦線。ミノルシャープはハンデが大きくなり厳しい戦いとなる。実績がある古馬勢が巻き返すか、あるいは別勢力の台頭はあるか。注目のレースである。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 メジロゴーリキ:夏のグランプリでは本来のこの馬らしい安定した走りで3着に食い込んだものの、シーズン全体としては、後手に回り障害でも苦しむ場面も多く、まだこの馬の力は出せていない様子。やはり先行して自分でレースを引っ張り他馬を抑え込むような展開に持ち込みたいところ。重量が増えれば巻き返しも。
 2 ホクショウマサル:連勝を重ねていたころの昨年の強さから見て、今シーズン前半の苦戦は誰が想像できただろうか。重賞ではいずれも出足から後手に回って障害でも苦しみ大敗している。ただここ2戦の特別戦ではややメンバーレベルが落ちたとはいえ、鋭い末脚でこの馬本来の走りが見られ連勝。いよいよ本格化か。
 3 ソウクンボーイ:10歳馬、賞金ランクはベスト10外だが、重賞は枠があれば積極的に参戦、しかし近走はほとんど大敗している。若馬の頃のスピードがない上に、障害も力が入っていない。ただ、今年最初の帯広記念で3着に入ったように、ペースが落ち着いて各馬が障害などで苦しむ展開になれば浮上のチャンスも。
 4 コウシュハレガシー:5歳馬。世代重賞では天馬賞勝ちなど上位の常連、今シーズンに入り古馬戦線にも顔を出すようになった。確実に上がれる障害力と、相手に合わせた自在の動きで、好走はできるが、切れる脚があるわけでなく、勝ちきるには天馬賞の時のように流れの助けが必要。崩していた体調は戻ってきた。
 5 ミスタカシマ:牝馬としては唯一のオープンで孤軍奮闘。重賞6勝の実績は堂々たるもの。世代戦では滅法強いが、古馬トップクラスに入るとまだ力不足感はある。重い荷物も得意とは言えないが、チャンスがあるとすれば牝馬の活躍実績のあるこのレースか。障害力と切れ味があり前半で好位置に付けられれば見せ場はありそう。
 6 ミノルシャープ:今シーズンは、旭川記念、北斗賞そしてグランプリと重賞3連覇、重賞連覇を続ける島津新騎手とともにまさに大ブレイク中で世代交代をも思わせる。ウイークポイントだった直線での緩みもなくなってきた。力を付けてきた証拠だろう。但し、今回は相当大きなハンデ差でさすがに厳しいが、勢いがある。
 7 コウシュハウンカイ:10歳馬ながら、1年を通してほとんど休むことなくレースに顔を出しており、ほとんどが入着圏内でしっかり成績を上げている。言わずもがな安定感はずば抜けており、レースを通してほぼ一定の力で走れるのは強み。ただ、ミノルシャープら若馬に先に行かれると切れ味がないだけに厳しい。
 8 センゴクエース:この馬は障害の出来不出来が全て。先行力があり、直線の走りも力強いが、障害に対してはかなりの苦手意識も持ってしまっている。1歩が出ない上に、崩れて立ち上がれないこともしばしば。十分に稽古は積んでいるようだが本番に弱いようだ。負担重賞が増加しペースが落ち着けばじっくり攻められるか。

展開予想
  帯広は金曜日にまとまった雨が降って以降は天気が回復しており、中間からやや軽めの馬場といったところか。ただ荷物重量も増えてきて、ペース自体は落ち着きそう。メジロゴーリキが飛び出し、ミノルシャープが続く展開か。コウシュハウンカイもこれについて行くだろう。センゴクエースも障害を意識して早めに行くか。ホクショウマサルは最初の出足は遅いが中間までには追いつくか。いずれにせよ先行勢、特にトップハンデのミノルシャープは後続を引き離して障害を越えたい。後方待機勢はなるべく力をセーブして障害にチャレンジしたいところ。どの位置で障害を越えてくるかがカギ

【はむ!の見解まとめ】
  重賞3連覇中のミノルシャープは大きなハンデがポイント。好調はキープしているようだが。一方、特別戦2連勝で復活の兆しが見られるホクショウマサルがいよいよ久々の重賞勝ちの期待もかかる。勝敗を分ける要素は多岐にわたり、古馬レースとしては難解になってきている。
  当欄では、悩みに悩んだが、リスクがあるのも承知で◎(2)ホクショウマサルの復活Vに期待を込めて一票投じてみたい。ようやく走る気を見せているというのもあるし、障害を降りてから最も歩ける馬。今回はペースもこの馬に丁度良さそう。820kgの荷物も手頃。障害で崩れる危険も残っているが落ち着いて行けば問題ないだろう。
  対抗には、トップハンデでも○(6)ミノルシャープ。不利な条件は多いが、最近のこの馬の実力からすると克服可能だ。上手く流れに乗って主導権を握っていければ最後の粘りで逃げ切りも。そして単穴として、▲(8)センゴクエースに注目したい。ここのところ永く障害で苦戦しているが、ペースの落ち着く今回はある程度じっくり攻められそう。外側の開いた端枠というのも好都合か。そして無難なところではあるが△(7)コウシュハウンカイも押さえなければならない。まず崩れないことは最大の強み。
  あとは注(5)ミスタカシマも勢いを取り戻しつつあり、好位置に付けられれば直線の切れ味で見せ場は作れそうか。(1)メジロゴーリキも思い切ってハナを行って先頭で障害を越えられるような展開になればチャンスもありそうだが。

はむ!の馬券狙いどころ:
  前回のはまなす賞でボウズだったので、今回は巻き返したいところだが、結構難解。ここはマサルの復活劇にかけてみたい。三連単を中心に手広く。どれか一つくらい引っかかってくれればなんとかなるのだが。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 2→6,8,7→6,8,7,5,1 合計12通り 各100円
      2,6,8→2,6,8,7→2,6,8,7,5 合計27通り 各100円
  合計 3,900円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 2 600円
  ワイド 8=2,6,7,5 5=2,6,7 合計7点 各100円
  合計 1,300円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】好調な馬券売り上げ
  ばんえいのみならず地方競馬は、ここ数年ネット投票が普及したことにより大きく馬券の売り上げが伸びていることは当欄でも何度も紹介していますが、今シーズンも非常に好調で、9月現在で前年度比160%の大幅増となっています。もちろん新型コロナウイルスの影響で、JRAを初め多くの競馬場で無観客競馬が続いたことによりネット投票が更に加速したということもありますが、それまでの7年間も毎年売上が増加してきており、やはりこれはPRの強化など関係者の方々の努力によるところが最も大きいと思われます。
  特に効果的であったことの一つにはネット投票を運営する楽天競馬などが主催する応援企画(イベント支援や生産者支援など)が挙げられます。もう一つは、Youtubeなどを利用したネット中継の普及ではないかと思います。これらのことはまた別の機会でもう少し掘り下げて触れたいと思います。

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