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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年12月31日木曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第22回ヤングチャンピオンシップ(12/30)

ばんえい重賞レース回顧
第22回ヤングチャンピオンシップ(BG2)-2020年12月30日-11R 200m直 曇 1.0%
  1着○(1)アルジャンノオー(藤野俊) 1分41秒9
  2着◎(7)ネオキングダム
  3着△(4)カイセキングオー
   単勝 1 940円(5番人気) 馬複 1-7 930円 三連単 1-7-4 13,070円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい2歳の馬産地別選抜の重賞。第22回ヤングチャンピオンシップは、5番人気となっていたアルジャンノオーが直線での接戦を制して優勝した。北見産駒の優勝は2014年センゴクエース以来6年ぶり。藤野俊一騎手はこのレースは2009年ホクショウバトル以来11年ぶり2勝目。重賞通算58勝目。松井浩文調教師はこのレース初制覇、重賞通算68勝目。

レース振り返り
  この日は帯広は小雪が舞ったものの、当初の予報よりも雪は降らず、馬場は砂煙が上がるほど乾燥したままで、力の要る重馬場が続いていた。
  レースは、スタートから一斉に飛び出し駆け足で第1障害へ、全体として内枠の馬が早めに進み、最初抜け出したのはホクセイジョーカー、ジェイスターそしてアルジャンノオー、外からネオキングダムが続き、他の馬はやや後方に置かれ、さらにシンエイララが大きく置かれる形で、全体としてばらけた流れとなった。各馬刻みを入れ始めペースが落ち着き加減。1,2障害中間ではホクセイジョーカー、アルジャンノオー、ネオキングダムが前に出て、これにジェイスター、コウシローレディそしてカイセキングオーあたりがついていく展開、これらは出たり入ったりで第2障害の手前までにはほとんど差がなく続いた。最初に第2障害手前に到着したのはネオキングダム、ほどなくジェイスター、アルジャンノオーと続き、後続各馬も6,7頭がほぼ横一線に並ぶ展開。ここまで47秒とハイペースだがこのレースとしてはまずまずのタイム。
  第2障害もネオキングダムとジェイスター、アルジャンノオーが同時に仕掛け、その中でもネオキングダムはスムーズに障害を降りこれが先頭、アルジャンノオーも楽に障害を越えた。ジェイスターが踏みしめた分1歩遅れたがこれに続き、少し溜めていたカイセキングオー、コウシローレディも続々と坂を下りた。ホクセイジョーカーは坂の中腹でストップ、外枠のキタノダンディとショウリノホシあたりが前と大きく離れて坂を下りた。
  先頭争いは先に障害を越えた5頭のマッチレース。その中でも2番手で降りたアルジャンノオーの切れ味が良く、先に抜けたネオキングダムをかわして先頭に立った。これにジェイスター、カイセキングオーがピッタリと追い、1馬身差でコウシローレディが追う展開。残り30mでアルジャンノオーは1馬身差でリード、これを追うネオキングダムにカイセキングオーが迫って2番手争い、ジェイスターとコウシローレディはやや置かれていった。前3頭の争いは激しさを増し、残り10mあたりではスピードの緩んだアルジャンノオーにカイセキングオーの方がグングン差を詰めてほぼ並走、ネオキングダムも半馬身差で追い、この形でゴール前へ。ゴール線上では一旦カイセキングオーが前に出たように見えたが、ゴール線上にソリがまたいだところでストップ。再度アルジャンノオーが粘るところ、もう一度外のネオキングダムが迫って、ソリの後端が線上に並んだところでゴール。わずかの差でアルジャンノオーが残って優勝、ネオキングダムは惜しくも2着。カイセキングオーはすぐ立て直したが3着だった。その後は3馬身ほど離れてジェイスターらが続いた。当欄で単穴に狙ったキタノダンディは前に行けず7着に終わった。

次走へのメモ
アルジャンノオー(1着):能検1番時計の馬の見事な復活劇と言えよう。デビュー当時の勢いを考えると5番人気まで人気を落としていたのが不思議だった。今回は最内枠ということもあってブリンカーを装着。まともに走れれば力は1枚上、障害もスムーズだったし、一瞬の切れ味も鋭かった。最後は重馬場が応えてかなりキツくなったがなんとか持ちこたえた。ベテラン藤野騎手のペース配分も絶妙だったのではないか。これで再び世代トップの座を取り返した。次の狙いは新設重賞の翔雲賞。今回出てきていない強力馬たちを相手に、今回のような走りができるか。
ネオキングダム(2着):これといって敗因が見つからないほど完璧なレース運びであった。障害も最もスムーズに越えていたし、最後差し返したのも力のある証拠だ。今回は勝ち馬の勢いにやられた感があったが、走りは安定感があり、さらなる成長が見込める。今後は翔雲賞、イレネー記念と目標レースが続くが巻き返しは十分可能。
カイセキングオー(3着):勝利目前のところまでいったが、ゴール線上でストップ。優勝は逃したが、見せ場十分の走りを見せた。前半は先頭グループをマークしながら進んでいたが、無理のないペースであった。障害は上手く、じっくり溜めて軽々と越えていた。最後の一歩は馬の経験の差か。今後の重賞戦線での活躍に期待。
ジェイスター(4着):十勝産駒の代表ということもあり、最後は2番人気に押し出されていた。終始好位置に付け直線でも前を追うなどレース運びは悪くなかったが、最後は厳しくなり、やはり重賞にはやや力不足であったように思われる。ただレースセンスは良いので、これからさらに馬体が成長すれば上位活躍できるだろう。
コウシローレディ(5着):ランクは下位だったが、釧路産駒そして牝馬の代表として堂々と掲示板に入ったことは、今年の牝馬のレベルの高さを示したのではないか。積極的なレース展開で前にしっかり食らいついていった。このレースを経験したことは、この後の目標である黒ユリ賞に向けアドバンテージになりそう。
  その他では、ショウリノホシ(6着)は、力関係からするとこの位置は妥当なところであるが本来前に行く馬なのでもう少し積極的に行ってもよかったか。それはキタノダンディ(7着)にも言えること。レースを引っ張るタイプの馬が前に行けないと苦しい。もちろん馬場状態も影響したか。ホクセイジョーカー(8着)も懸念されたように障害に手間取ってしまった。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 三連単1-7-4 2枚 枠複 1-7 5枚
  これは嬉しい結果。本命にしたネオキングダムは最後で惜しくも届かなかったけど、対抗、それも厚めに買っていたアルジャンノオーが粘ってくれた。さらにカイセキングオーも△にしていたので、久々に3連単の万馬券、しかも2枚買っていて、枠複も意外と配当がついて、なんとここにきてトータルプラ転。今年最後でなんとか一矢報いたというところか。忙しさもあって今後もじっくり馬券に取り組めるかどうかわからないけど、買ったときはこの調子を来年も維持したい。
  それにしてもばんえいの醍醐味を見せた好レースだった。アルジャンノオーは能検1番時計の意地を見せたね。カイセキングオーもあとわずかだった。そしてネオキングダムも最後あと一歩まで迫ったのは今後が楽しみだね。
  今回収支 +23,790
   (通常分) +25,390 (配当)30,190 (投入)4,800
   (単複・ワイド)-1,600 (配当)0 (投入)1,600
  今年度累計 +8,640(12/30・ヤングチャンピオンシップ終了時点)
   (通常分) +14,670 (配当 89,970 - 投入 75,300)
   (単複・ワイド) -6,030 (配当 19,570 - 投入 25,600)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2020データ・馬券成績表)

  次の重賞は、年明けすぐの1月2日(土)、年末年始重賞シリーズの第3弾、帯広記念です。予想などは1月1日元旦には、3日に行われる天馬賞とともにアップできればと思っています。

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