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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年12月29日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第49回ばんえいダービー(12/29)

  ばんえいはこの年末年始は12月26日から30日と、1月2日から6日までのそれぞれ5日連続開催となっています。なお、例年行われていた元日の開催はなくなっています。そして重賞は4連発。最初からいきなりBG1、3歳三冠レースのクライマックス、日本で一番「遅い」ダービーであるばんえいダービーです。
  (30日のヤングチャンピオンシップの予想は明日朝にアップします。)

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第49回ばんえいダービー(BG1)
(2020年12月29日(火)19:25発走 帯広11R ダ200m 3歳オープン定量)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
カイセドクター 牡3 730 阿部武 坂本東 鹿毛 差
父カネサテンリュウ
  ダイナマイト 牡3 730 藤本匠 大河和 鹿毛 追
父カネサテンリュウ
キョウエイリュウ 牡3 730 松田道 村上慎 鹿毛 逃
父カネサテンリュウ
コマサンダイヤ 牡3 730 島津新 金田勇 青毛 先
父ウンカイ
  キタノボブサップ 牡3 730 鈴木恵 服部義 鹿毛 追
父ナリタボブサップ
  エンゼルフクヒメ 牝3 710 中山直 小林長 栗毛 差
父コマローレンス
  ブラックサファイア 牡3 730 藤野俊 松井浩 鹿毛 差
父カネサブラック
ヤマトタイコー セン3 720 菊池一 久田守 鹿毛 先
父 芯情
ゴールドハンター 牡3 730 西謙一 金田勇 栗毛 追
父ケンジュオー
  10 アバシリルビー 牝3 710 西将太 金田勇 鹿毛 先
父カネサブラック
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえいダービー」の概要と傾向
  ばんえいの3歳三冠いわゆるクラシックの最終戦。「ダービー」の名のとおり、格式の高いレースとなっており、BG1格付けとなっている。そして、年末に行われることでよりクライマックス感を演出している。そして開催時期もレースのスピードも「日本で一番遅いダービー」と評される。これまで3歳三冠を獲得した馬は5頭。昨年メムロボブサップが18年ぶりに三冠を獲得している。
  過去の傾向として、定量戦ということもあり上位人気馬が実力どおりの力を発揮するため、堅く収まることが多い。過去10年で1番人気は(4,3,1,2)と強い。さらには2番人気の馬も5勝しており、上位2頭のライバル同士の戦いという色が見えている。一方、4番人気以下は勝ち星がなく、ごくまれに下位人気が馬券圏内に入る程度で、波乱はほどんど起きない。牝馬はかつて4連覇したこともあるが、ここ15年は勝ち星がなく、厳しい状況となっている。騎手では鈴木恵介騎手が4勝で現役最多、阿部武臣騎手と藤本匠騎手が3勝、一方、ベテランの藤野俊一騎手はまだこのレースに一度も勝っていない。厩舎別では久田守厩舎と槻舘重人厩舎がそれぞれ3勝している。

今回のみどころ
  この世代は、キョウエイリュウがナナカマド賞などデビュー後10連勝を果たしあと、一旦息を入れている隙に、コマサンダイヤがイレネー記念、ばんえい大賞典を勝って、ランク的にも上位に迫っている。キョウエイリュウの方も負けてはおらず、ばんえい菊花賞では復活の勝利を挙げた。この世代の盟主はやはりキョウエイリュウなのか、コマサンダイヤがここらで逆転できるか。あるいは、上位安定のカイセドクター、それに走りは荒削りだが一発の力を秘めているゴールドハンター、ブラックサファイアといったところがその切れ味を見せる場面があるか。オークス馬アバシリルビーら牝馬も参戦。様々な点から見どころ沢山である。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 カイセドクター:3歳賞金ランク4位。重賞は優勝こそないものの、2着2回、3着2回と常に上位に顔を出しており、あと一歩のところまで来ている。脚質的には差しで、中団あたりから前の様子を伺いながら付いて行って、障害は踏みしめながらしっかり上げて直線でじわじわ伸びて行くタイプ。決め手に欠ける部分はあるが最後まで粘れる脚はある。位置取りがポイントとなる。
 2 ダイナマイト:3歳賞金ランク9位。重賞は3レースに出ており、イレネー記念の4着が最高。3歳特別戦の秋桜賞では直線の追い比べに勝ち勝利している。出足が良くないので後方からの競馬となることが多いが、切れ味の鋭さではメンバーでも1,2を争い、直線勝負に持ちこめれば勝ち負けまで。ただ好位置に付けようと序盤に無理をすると、障害で失敗したり、最後失速することも。
 3 キョウエイリュウ:現在3歳賞金ランク1位。ナナカマド賞、ヤングCSとばんえい菊花賞と重賞3勝している。デビュー時能検1番時計からデビュー10連勝と圧巻の勢いであったが、イレネー記念で障害で失敗してから、今シーズンは前半で苦戦が続いた。秋から復活の兆しを見せ、菊花賞では障害を楽に越えて押し切って勝利。基本的には障害は上手。好位置につけ抜け出したい。
 4 コマサンダイヤ:3歳賞金ランク2位。重賞はイレネー記念とばんえい大賞典と2勝している。父はウンカイ、母は上位で活躍したコマクインで、素質は期待されていたが、デビュー当初は力不足だった。その後徐々に力を付けて、イレネー記念では先行し押し切って勝利、3歳になって更に充実したが、一息入れて以降は菊花賞などでは苦戦した。先行力と障害力で立て直しを目指す。
 5 キタノボブサップ:3歳賞金ランク11位。重賞は3つのレースに出ており、ばんえい菊花賞では後方の集団から直線で追い上げ、前の馬が止まったところをかわして3着に食い込んでいる。レースぶりは目立たないが、常に自分のペースで走れており安定感がある。障害も上手く崩れることはほとんどない。しかし切れ味があるわけではないので、勝ちきるにはもう一工夫が必要か。
 6 エンゼルフクヒメ:3歳賞金ランク7位。牝馬では2番目の位置。出走可能な重賞にはほとんど顔を出しており、黒ユリ賞で勝利している。ばんえいオークスは1番人気に推されたが、追い比べで一歩遅れて3着だった。中団から直線で勝負する差し馬タイプだが、切れ味というよりじわじわ伸びて行く。じっくり攻めていきたいがある程度は軽めの馬場を望む。障害はしっかりこなせる。
 7 ブラックサファイア:3歳賞金ランク6位。重賞は2歳時ヤングCS2着、ばんえい大賞典3着、いずれも切れ味で上位に入っている。その後も調子を上げ、ばんえい菊花賞では1番人気に推された。しかし障害で失敗し最下位の10着に終わった。一瞬の切れ味ならこの馬が最上位だが、直線で甘くなって再逆転されることもしばしば。菊花賞ではそれを意識しすぎたか。じっくり攻めたい。
 8 ヤマトタイコー:3歳賞金ランク8位。重賞は初めて出走したばんえい菊花賞でのみに出走、5着に終わったものの、端枠ながらしっかり追走し最後まで粘っていた。その後、自己条件では先行力を発揮し連勝を重ねている。ペルシュロン系の父を持ち、最近の血統としては珍しいが、馬体も1100kg台と大きく成長、力強さを増してきている。障害も今のところこなせている。
 9 ゴールドハンター:3歳賞金ランク5位。重賞は3,4歳混合のはまなす賞で、4歳の強豪メムロボブサップに対し写真判定の末勝利している。ハンデ差があったとはいえ、鋭い切れ味と勝負強さで堂々の走りであった。その後はやや崩れたが、前走では本来の切れ味で上位に食い込んだ。デビュー時は馬自身は未完成で、レース中逸走したこともあったが、近走は安定。直線勝負なら。
 10 アバシリルビー:3歳賞金ランク3位。ばんえいオークス馬になったばかりで牝馬の1番手。同レースでは障害5番手あたりから一気に差して、最後まで粘って初重賞をものにした。デビュー時から完成度が高く素質は十分だったが、善戦止まりであった。ここにきて一気に開花したイメージ。出足良くスピードもあり障害も上手。ただゴール前での詰めの甘さが見られスタミナは課題。

展開予想
  帯広方面は、寒さはあるものの降水が少なく、暮れになっても積雪がない状況が続いている。馬場は乾き気味でそこそこ力のいる馬場になっている。そんな中、いつも顔を合わせているメンバーではあるが、レースごとに展開が変わり、展開は読みづらい。今回は定量戦で、有力馬がどのような位置取りで競馬をするか注目だ。あまり前に行きすぎるとスタミナ切れしそう。積極的に前に行きたい馬がいないため、やはりキョウエイリュウが押し出されるように前に行くか。コマサンダイヤが調子が戻っていればこれにしっかりついて行くだろう。あとは力を付けてきたヤマトタイコーあたりが前に来るか。スタートの出足次第ではゴールドハンターも追いついてきそう。カイセドクター、ブラックサファイアあたりは中団から後ろか。先行馬勢は障害もある程度こなせる馬が多いが、どの位置取りで障害を降りられるかがポイント。もたつくようだと追い込み勢も巻き込んで大接戦になることも考えられる。

【はむ!の見解まとめ】
  骨っぽいメンバーはいるが、定量戦で、やはりここは実績馬の方が有利と見る。その中でもばんえい菊花賞に勝った◎(3)キョウエイリュウはさらに充実、走りも非常に安定している。前走は古馬オープンの最上位クラスに挑戦、一線級の馬に互角のレースを展開した。今回は自分で流れを作れそうで、直線で一旦並ばれても引き離すだけのスタミナもある。軸で信頼。
  相手には菊花賞同様○(1)カイセドクターにした。この馬も安定性は抜群。障害もしっかりしているし追い比べになれば着実に伸びてくる。主戦の阿部騎手に戻ってさらにこの馬の力が発揮できるだろう。最内枠は未知数だが問題がありそうなタイプではない。単穴には、はまなす賞に勝っている▲(9)ゴールドハンターを狙ってみたい。気難しそうな馬ではあるが、切れ味があるので、スタートさえ決まればレースになる。島津騎手がコマサンダイヤの方に乗るため、西謙一騎手となったがここは意地を見せたい。
  イレネー記念などを勝っている△(4)コマサンダイヤも本来なら当然最有力馬だが、レース間隔が開いており、どこまで調子が回復しているか読めない。馬体重などで見極めたい。あとは、3連勝中で勢いのある注(8)ヤマトタイコーもさらに力を付け先行力にも磨きがかかってきたイメージだが、人気が出すぎると標的にされマークされる可能性も。菊花賞で3着に追い込んできた(5)キタノボブサップも不気味だが、ヤマトタイコーには続けて敗れており前崩れを待つしかないか。(2)ダイナマイトらの追い込み勢や牝馬勢はかなり展開が向かないと厳しいか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  オークスで少しだけ取り返したものの、マイナスを抱えたまま年末年始重賞4連発へ、まずはダービーで弾みをつけて、良い年越しとしたいもの。
  ほぼばんえい菊花賞の時と同様の予想で、キョウエイリュウをもう一度信頼し、相手はカイセドクター中心に何点か流すというパターン。コマサンダイヤの取捨が難しい。ヤマトタイコーも狙いたいが変に人気しそうだと少し様子見したい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 3=1→9,4,8 合計6通り 各200円
      3→1,9,4→1,9,4,8,5 合計12通り 各100円
  枠複 3=1,8,4 合計3通り 各500円
     3=7 1=8 合計2通り 各300円 合計 4,500円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 3 700円
  ワイド 1=9,4,8,2 2=3,9,4,8 合計8点 各100円
  合計 1,500円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後、明日のヤングチャンピオンシップと合わせて年内に報告したいと思います。

今回のコラムは休みます。

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