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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年3月17日火曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】回顧・第41回ポプラ賞(3/15)

ばんえい重賞レース回顧
第41回ポプラ賞(BG3)-2020年3月15日-10R 200m直 晴 1.7%
  1着注(2)アオノブラック(西謙一) 2分01秒4
  2着 (1)インビクタ
  3着◎(8)ジェイエース
   単勝 2 820円(2番人気) 馬複 1-2 6,500円 三連単 2-1-8 40,530円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○等は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい4歳、5歳世代間重賞、第41回ポプラ賞は、4番人気の4歳馬アオノブラックが障害を先頭で降りてそのまま走りきり優勝。重賞は2歳時のヤングチャンピオンシップ以来2度目の重賞制覇となった。西謙一騎手はポプラ賞は初制覇、重賞は2月のヒロインズカップに続き今季2勝目で通算10勝目。金田勇調教師はこのレースは9年ぶり2度目の優勝。前週のイレネー記念に続き重賞連覇以来重賞は通算17勝目。

レース振り返り
  帯広はこの週の初めごろにまとまった降水があったもののその後は晴れ、日中は気温も上昇、馬場は砂煙をあげるほどの重馬場で力を要する状態であった。
  レースは、スタートから第1障害を越えるまでほぼ横一線。第1障害を越えてからは、内からアオノブラックが一歩前を進み、アフロディーテ、インビクタと続き、外からはジェイエースが心持ち前を伺った。しかし全体としてはゆったりしたペースに落ち着き、各馬早めに刻みを入れつつ出入りを繰り返しながら淡々と前に進んで行った。そして、同じような態勢のまま第2障害の手前へ。アオノブラック、ジェイエースが坂の入口に先着し、ここまで69秒のややスローペース。そして他の各馬も追いつき、出走9頭が障害手前に横一線に揃った。
  各馬十分息を入れた後、障害を最初に仕掛けたのはアオノブラック。そして少しおいてジェイエース、インビクタが続いて挑戦した。アオノブラックは、一歩一歩力強く踏み込んで障害を軽くクリアし、先頭で最後の直線に入った。インビクタもこれに続いてひと腰で障害を降りたが、ジェイエースは坂の7分どころで立ち止まった。その間に障害にチャレンジしていたアフロディーテが大きく歩を進めてひと腰でまとめで3番手で追った。あとの各馬はいずれも障害で苦戦。その中で先に仕掛けていたジェイエースが立て直し4番手、キタノユウジロウ、コウシュハレガシーといったところが続いた。人気どころではアアモンドグンシンはなかなか動けず、ミスタカシマは遅れた上に障害の天板で膝を折っていた。
  先頭はアオノブラックが勢いに乗り後続を大きく引き離して一人旅状態。残り10mあたりでは6、7馬身のセーフティリード。インビクタ以下はもう追いつかないと見たか2番手を確保する走りとなっていた。そしてアオノブラックは最後までスピードが落ちないままゴールを駆け抜けた。終わってみれば圧勝であった。2番手に続いていたインビクタは前と同じような流れで走り、残り10mを切ったところで脚色が鈍ってきたが、リードを守り切って2着。3番手は残り20mで前を進んでいたアフロディーテが緩んだところをジェイエースが差し切り3着。これで1~3着は4歳馬が独占した。その後は立ち止まったアフロディーテをかわしたキタノユウジロウが4着に入ってこれが5歳馬最先着となった。トップハンデながら1番人気のアアモンドグンシンは最後で追ってきたが6着。2番人気のミスタカシマは最下位の9着に終わった。

次走へのメモ
アオノブラック(1着):今回は序盤からハナを奪いに行く積極的なレース。重馬場でペースが落ち着くとみて、西謙一騎手が思い切って行ったのが功を奏した。障害もスムーズで重量にもしっかり対応できていた。この馬は落ち着いて走れればこれぐらいの力は出せる馬であるということだ。この時計のかかる馬場を780kgで走りきれたのも大きい。この後はやはり4歳三冠路線に向け、今回出走しなかった3歳三冠のメムロボブサップとの対決に向けて力を入れてくることになるだろう。
インビクタ(2着):逃げ一辺倒のこれまでに比べて、ハナに行くことにこだわらずしっかり自分の走りをすることに徹していた。その結果、障害もスムーズに対応、後半の緩みも最小限に抑え、出走した重賞では最高順位の2着。着順以上に今回は収穫のあったレース運びであった。調子も良かったのであろう。今後4歳三冠路線でも今回のような走りを見せられれば面白い存在になりそうだ。
ジェイエース(3着):ある程度この馬の力は出せていた。残念だったのは、周辺の5歳の有力馬の方を意識してか、思い切って行けず、障害でも押し切れなかったことか。内枠をスムーズに走っていた同世代の馬たちに遅れを取ってしまった。それでも最後は3着まで押し上げたのはさすがであったが、念願の重賞勝ちはお預けとなり課題を残したレースとなった。
キタノユウジロウ(4着):今回大苦戦した5歳勢の中では最先着となったが、全体としては行き脚も良くなく、この馬としてはやや不満の残るレースであった。どうしても相手に合わせる走りとなるので、重いレース展開になると力を出し切れないのか。この後は5歳の特別戦などもあるが、可能な限り古馬重賞にも参戦して経験を積んでいきたいところ。
ギンノダイマオー(5着):この馬の実績からするとまだ不満は残るものの、大きく着順を落としていた近走からはかなり立て直せていたように思われる。9番人気の掲示板内なので現時点では良しとすべきか。ただ障害はまだ課題が残る。今後は、次年度の4歳三冠路線もあるが、まずは自己条件戦あたりで勝ち癖を付けていきたい。
  その他では、1番人気のアアモンドグンシン(6着)はトップハンデがやはりきつかったか。障害でも止まっていたし全体として動きが重かった。ばんえい記念出走のプランもあったようだが現時点では困難か。アフロディーテ(7着)は、残り20mまで3番手をキープ、さすがに最後は息が上がったが見せ場は作れた。年度明け5月に行われる新重賞のカーネーションカップに向け大きな一歩となった。コウシュハレガシー(8着)はやはりここでは荷が重かったか、持ち前のスムーズな動きができなかった。2番人気のミスタカシマ(9着)は障害でのミスもあったが、全体として動きが厳しかった。牝馬としてやや曲がり角にあるのか心配されるところ。

はむ!の予想(馬券)結果
  的中 複勝 8 4枚  ワイド 1-2 1枚
  う~ん。狙ったジェイエースも3着どまりだったし、ミスタカシマもグンシンも止まってしまった。アオノブラックもいつも追っている馬ではあったが、今回はハンデが重いと思っていた。本当に裏目の予想ばかりで、当たらないもんだな。結局今年もマイナスを背負いながらばんえい記念に臨むことになってしまった。ま、ここまできたら取り返すというより、気持ちよく当てて次シーズンにつなげたい。
  今回収支 -4,350
   (通常分) -4,300  (配当)0 (投入)4,300
   (単複・ワイド) -50  (配当)1,650 (投入)1,700
  今年度累計 -39,140(3/15・ポプラ賞終了時点)
   (通常分) -30,340 (配当 73,460 - 投入 103,800)
   (単複・ワイド) -8,800 (配当 28,100 - 投入 36,900)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)

  次回はいよいよクライマックス。3月21日土曜日、最高峰のレース。ばんえい記念(BG1)です。予想は前日までにアップしたいと思います。

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