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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2020年3月7日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2020】重賞予想・第51回イレネー記念(3/7)

  新型コロナウイルスの影響で、今週も無観客競馬が続きます。今月末まではこの状態が続きそうで残念ですが、ネットで楽しめますので応援してまいりましょう。今週のばんえい重賞は、明け3歳の最強馬決定戦イレネー記念です。なお、例年と違い土曜日の3月7日に行われるので注意が必要です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第51回イレネー記念(BG1)
(2020年3月7日(土)18:05発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  コウテイ 牡3 690 菊池一 槻舘重 鹿毛 先
父シベチャタイガー
キタノボブサップ 牡3 690 鈴木恵 服部義 鹿毛 先
父ナリタボブサップ
  ニセコヒカル 牝3 670 赤塚健 平田義 栗毛 追
父ホッカイヒカル
  ダイナマイト 牡3 690 藤本匠 大河和 鹿毛 追
父カネサテンリュウ
カイセドクター 牡3 690 渡来心 坂本東 鹿毛 差
父カネサテンリュウ
トワトラナノココロ 牡3 690 阿部武 坂本東 鹿毛 逃
父ナリタボブサップ
  アバシリルビー 牝3 670 西将太 金田勇 鹿毛 先
父カネサブラック
  アヴエクトワ 牝3 670 西謙一 久田守 鹿毛 逃
父コトノカツマ
キョウエイリュウ 牡3 690 松田道 村上慎 鹿毛 逃
父カネサテンリュウ
10 コマサンダイヤ 牡3 690 藤野俊 金田勇 青毛 先
父ウンカイ
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「イレネー記念」の概要と傾向
  ばんえいの今年度の2歳(明け3歳)三冠の最終戦。ばんえいの重賞では唯一顕著馬がレース名となっており、今年で51回目を数え一貫して帯広で開催されている。ダービーに匹敵するほど格調高いレースでむろん格付けはBG1。今年度デビューした全ての馬にとってまずはイレネー記念馬になることが最大の目標であるといえる。
  その時点でのトップ10頭が顔をそろえ、ハンデのない定量戦ということで、実力勝負が期待される。過去10年で1番人気は(4,3,1,2)と連対率としてはまずまず。そして2番人気も(4,3,2,1)とこちらもなかなか強い。その時点でのトップの馬と、同じぐらいの力を持ったライバルがそれを負かせに行くといったところか。力が拮抗していれば下位人気の馬でも勝つことはあるが、基本は上位人気が軸になると考えて良い。
  他のデータとしては、ここ2年は1000kgを切る馬体重の馬が勝つなど成長力はあまり重要ではなさそうだ。臨戦過程ではヤングチャンピオンシップ(以下ヤングCSと略します。)勝ち馬が2勝しか挙げていないのに対して、ナナカマド賞勝ち馬が5勝しており、こちらの方が信頼できそうだ。牝馬の優勝は21年前のアーティガールにまで遡り、かなり有力な牝馬でも3着に入るのがやっとで、歯が立たない状況。騎手では現役として鈴木恵介騎手が3勝とわずかにリード、藤野騎手、阿部騎手が2勝で続く。過去には大河原調教師が騎手時代に6勝とこのレースを得意としていた。

今回のみどころ
  なんといってもこの世代はキョウエイリュウが抜けており、能検1番時計のあと、ナナカマド賞、ヤングCSの重賞2勝を含み、デビュー以来無敗の10連勝中。ヤングCS以降は完全に休養に充て、センゴクエース以来の無敗の三冠馬を目指す。普段どおりに走れれば実力は抜けている。まずはその走りに注目したい。これに対抗する馬だが、ヤングCSで直線先頭に立ちあわやを思わせたブラックサファイアや牝馬重賞の黒ユリ賞で合ったエンゼルフクヒメが今回は回避。それなら、あとは常に上位で戦ってきたコマサンダイヤ、トワトラナノココロ、9月の平場戦でキョウエイリュウにわずかの差に迫ったアバシリルビーといったところが注目される。しかしキョウエイリュウを逆転するのは至難の業か。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)

 1 コウテイ:世代の賞金ランクは14番目であったが、回避馬が複数出てこの馬に出走権が回ってきた。これまで重賞、特別戦いずれも未出走で、いきなりのBG1挑戦である。デビュー戦で勝利して以降、出世が期待されたが勝ちきれず、下位クラスでの戦いが続いていた。既に1100kgを越える大きな馬体で力強さはあるが、今一つ動きが重かった。父シベチャタイガーは晩成型。斤量が増えれば本来の力発揮も。
 2 キタノボブサップ:直前のA-2クラスのレースを逃げ切り、最後の切符を手にして出走にこぎつけた。重賞はナナカマド賞に出走し4着の実績がある。終始安定した走りがこの馬の持ち味で、障害力もあり、最後までしっかり走りきれる。ただ流れが速くなると後手に回ることも。負担重量が重くなるのはペースが落ち着き歓迎材料か。1歳年上の全姉は重賞でも活躍しているヒメトラクイーン。どちらかというと晩成型か。
 3 ニセコヒカル:繰り上げ出走となった一頭だが、ナナカマド賞の時と同様にチャンスがあればいつでも出走する準備ができていたように思われる。そのナナカマド賞では牝馬最先着の6着、他に重賞では黒ユリ賞で4着に入っておりいずれも人気以上に走っている。父ホッカイヒカル同様に前半は後方に控え障害を越えてから直線で勝負する。一瞬の切れ味というより、じわじわ伸びて行くタイプ。ペースが落ち着けば見せ場も。
 4 ダイナマイト:デビューがやや遅れ、当初は非力さも見られたが徐々に成長。特別戦では青雲賞と十勝産駒特別でいずれも4着とまずまずの成績を上げた。重賞は初出走で重量への対応は未知数。切れ味の鋭さと爆発力がこの馬の強みで、下位クラス相手だとその持ち味が発揮されるが、上位クラスに入ると同タイプの馬に押されて埋もれてしまうことがある。自分のペースで行ければ素軽い動き見せ場は作れそう。
 5 カイセドクター:重賞はヤングCSのみ出走し、直線での切れ味を見せ上位とは差のない3着に食い込んでいる。この馬の持ち味はどんな展開でも対応できる自在性。障害もほとんど崩れることはない。A-1クラスの強い相手との対戦ばかりで、どうしても切れ味のある馬に押し切られて勝ちきれない部分もあるが、大敗もほとんどない。この冬に入り更に馬体も充実し力を付けてきており、流れをつかめば押し切れるか。
 6 トワトラナノココロ:重賞はナナカマド賞に出走。速い流れに乗りきれず5着に終わった。能検2番時計のあとデビューし常にA-1クラスで戦い上位争いを展開、入着率が高く着外の時も上位とは差のないレースをしている。脚質は先行して押し切るタイプ。障害は崩れることはほとんどない。直線の切れ味はまずまずだが、追い比べとなれば最後のスタミナに若干課題がある。父に似たタイプで大レースには強そうだが。
 7 アバシリルビー:完成度の高い牝馬で、常に上位で活躍。掲示板外も一度しかない。キョウエイリュウにわずかの差に迫った実績もある。重賞黒ユリ賞では1番人気に推され障害を降りて先頭に立つ場面もあったが直線で詰まって逆転負けを喫しておりリベンジを期する。直線の鋭い切れ味が武器だが、最後の10mで脚が上がる時があり、走りきれるだけのスタミナが課題。負担重量は黒ユリ賞で経験したので対応できそう。
 8 アヴエクトワ:重賞はナナカマド賞7着、そして黒ユリ賞では人気薄のところ逃げ粘って2着に入っている。やや遅めのデビューの後、連勝して上位クラスで戦い、近走はやや壁に当たっていたがまた自分の走りを見せている。この馬はとにかく前に行くことで持ち味を発揮、同型は強力だができればハナを切っていきたい。障害はまずまずこなせ、あとは直線での粘りにかける。馬体重の増加も緩やかで、まだ非力感はあるが。
 9 キョウエイリュウ:先述のように能検1番時計の後デビュー以来ナナカマド賞、ヤングCSの2重賞を含み10連勝と負け知らず。そして休養期間を経て満を持して出走してきた。もともと完成度の高い馬だったが、休養中にどこまで成長しているか、馬体重などにも注目。絶対的能力が高いため脚質は不明だが、ヤングCSの時のように一旦立ち後れてもすぐ巻き返し粘りも見せているところから、控えても戦えそう。
 10 コマサンダイヤ:重賞はナナカマド賞3着、ヤングCS4着など常に上位争いを展開しており、最近は掲示板を外しておらず非常に安定感がある。特に前走は有力馬勢を相手に直線で抜け出し圧勝し調子は上昇中。父ウンカイ、母コマクインと素質は十分。先行力と障害力がこの馬のモットー。ただ、切れ味に欠ける部分がり、全体の流れが速くなると追走一杯になる可能性も。自分からペースを作りに行きたいところ。

【はむ!の見解まとめ】
  明け3歳の大一番。とにかくキョウエイリュウの動きに全ての視線が注がれそう。馬場は木曜日までに降った大雪の影響がどこまで残っているか。しかし馬場の重軽はキョウエイリュウにはあまり関係がないか。
  展開だが、出足が速そうなのは、アバシリルビーとアヴエクトワの牝馬勢。これにトワトラナノココロが追いつき、コマサンダイヤ、キタノボブサップ、コウテイあたりが前に行くか。キョウエイリュウも遅れは取りたくないが、前回のようなこともあるので、落ち着かせて少し控えてから行くか。カイセドクターはさらにキョウエイリュウの動きをマークしながら行くか。先行馬が障害をスムーズにさばけば、キョウエイリュウの最後の脚を封じ込めることも可能か。
  そして当欄の予想だが、やはり◎(9)キョウエイリュウが大きく抜けている。ヤングチャンピオンシップ以来の久々の実戦でぶっつけ本番で、不安点はあるが、それらを差し引いても力の差が歴然。しかも今回は定量戦。普通に走れば大勝となるだろう。この馬が敗れるとすれば自滅のみだが、安定度からみてもその可能性も低いように思われる。
  相手だか、こちらは難解。キョウエイリュウを負かせに行くかによっても違いそう。先行力のあるのは牝馬2頭だが、やはり最後まで走り切れる馬ということで○(6)トワトラナノココロを推したい。出足が速く障害も安定しており、A-1クラスで常に上位争いを演じている。今回思い切って勝ちに行くか、順位より自分の走りに徹するかで違ってきそうだが、いずれにしても崩れることはなさそう。3番手には、こちらも先行力のある▲(10)コマサンダイヤをおく。勢いに乗ればこちらの方が前に行ける。大外に入ったのは気になるが、観客がいないこともあり、割引材料ではなさそうだ。
  穴っぽいところでは、A-2クラスを勝ってきた△(2)キタノボブサップがおもしろそう。こちらも崩れのない安定した走りが身上。力も付けてきた。入着に。他では、ペースが落ち着き、後方からでも届く展開になれば注(5)カイセドクターの末脚の鋭さには注意しておく必要がある。あとはやはり切れ味のある(4)ダイナマイト、牝馬勢からは繰り上がりながら末脚鋭い(3)ニセコヒカル、軽馬場なら先行力のある(7)アバシリルビーあたりも注目しておきたい。

はむ!の馬券狙いどころ:
  佳境には入っているのだが、じわじわと増えていくマイナス。ま、競馬が開催されていてネットで馬券が買える歓びを感じながら、今年度残り3週をがんばりたい。今週はBG1イレネー記念。キョウエイリュウは外せないので、あとはどこまで絞って流せるか、本命がコケる夢馬券も押さえておきたいがほどほどに、そこはワイドなどでカバーしたい。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 9→6,10,2→6,10,2,5 合計9通り 各200円
      9→6,5→6,10,2,5 合計6通り 各100円
      6,10→9→6,10,2,5 合計6通り 各100円
  枠複 8=8,6,2 合計3通り 各400円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 9 900円
  ワイド 2=6,10,5,4 5=6,10,4 4=6,10 合計9点 各100円
  合計 1,800円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

【コラム】無観客競馬
  本当はLVRとか他の話題もしたかったのですが、やはり、今は先の見えない新型コロナウイルスの影響の話をしなければなりません。とにかく人の集まるイベントごとは中止。競馬のみならずスポーツイベントはほとんどが中止か無観客。ばんえいの場合も、特に感染者の多い北海道にあって、無観客競馬を受け入れざるを得ません。それでも我々ネットで馬券が買え、CSやネット中継で番組が見られる。それだけでもありがたいことです。こんな中開催を続けていただいていることに感謝したいと思います。ばんえいは、無観客競馬の期間3月8日までのところ、ひとまず16日まで延長となりました。そして20日の「ばんえい記念」を含む24日の最終日までも無観客競馬の可能性が強いです。年度末の一番盛り上がるところ残念ですが、なんとかこれ以上感染が広がらないことを祈って、ネットで応援しましょう。

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