ばんえい重賞レース回顧
第41回チャンピオンカップ(BG2)-2020年3月1日-10R 200m直 小雪 2.4%
1着◎(4)アアモンドグンシン(長澤幸) 1分49秒1
2着△(7)オレノココロ
3着○(5)センゴクエース
単勝 4 210円(1番人気) 馬複 4-7 450円 三連単 4-7-5 1,620円
※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
(◎○等は、はむ!の当初予想印)
ばんえい今年度の優勝馬による重賞、第41回チャンピオンカップは、1番人気の5歳馬アアモンドグンシンが障害を先頭で抜け出し、後続の追撃をかわして快勝、秋のドリームエイジカップ以来重賞4勝目となった。長澤幸太騎手も同レースで優勝して以来の重賞制覇で、通算5勝目。このレースは初優勝。小林長吉調教師もこのレース初制覇で、重賞は黒ユリ賞に続く連覇で通算11勝目。
レース振り返り
帯広はこの日朝から小雪が降ったり止んだりで、馬場は湿り気味、レース前後も雪が舞い、全体としては軽めの馬場であった。
レースは、一斉のスタートから各馬ほぼ揃って第1障害へ、障害を越えたあたりから1番人気に推されたアアモンドグンシンが一歩前に出て、2番人気のセンゴクエースがこれをマークして続く展開。さらにコウシュハレガシー、キタノユウジロウらがこれに続いた。そして1,2障害中間あたりでは外からオレノココロが、内からはシンザンボーイが追いついてきた。トップハンデのコウシュハウンカイは後方からのレース。各馬は刻みを入れながらも早めの動き。その中でアアモンドグンシンが後続を引き離し気味で第2障害へ、そして障害手前まで先着、ここまで57秒と荷物の割には速いペース。これにオレノココロ、センゴクエースが相次いで到着した。
第2障害もアアモンドグンシンが先に仕掛け、すぐにセンゴクエースも反応。アアモンドグンシンがスンナリ障害を越えたのに対し、センゴクエースは坂の天板近くで両膝を折る。それを見ながらオレノココロが仕掛けてこちらはしっかり坂を越えていく。後はシンザンボーイ、コウシュハレガシー、キタノユウジロウが相次いで障害をクリア、センゴクエースも立て直してこれを追う。
先頭争いは、アアモンドグンシンが坂を下りて勢いに乗って後続を引き離しにかかる、4,5馬身離れてオレノココロも激しく追うが脚色は同じ。さらに後続はシンザンボーイらに、遅れたセンゴクエースも追いつき4頭の3番手集団を形成。アアモンドグンシンは残り20mを切って少しずつスピードは落ちるが依然3馬身ほどのリード、オレノココロも激しく追うが差は縮まらない。そして長澤騎手の必死の追いに応える形でアアモンドグンシンがゴールまで到達、そのまま先頭で駆け抜けた。オレノココロも最後は手綱を緩め諦めた形、それでも2着は楽々確保。以下はやや離れて、集団からセンゴクエースが抜け出し3着。続いてシンザンボーイが詰まったところをキタノユウジロウがかわし4着に入った。今年度BG1を連勝したコウシュハウンカイは最下位の7着に終わった。
次走へのメモ
アアモンドグンシン(1着):完璧なレース展開だった。終始先頭を行き、障害も慌てることなくクリア。あとは直線で走りきるのみ。これぐらい先に行かれればいくらオレノココロやセンゴクエースでも追いつけない。自分でペースを作れれば実力を存分に発揮できるというところを見せた。斤量もまだまだ対応できそう。さて次だが、5歳にしてばんえい記念にチャレンジするか。それともそれは来年以降の楽しみに回すか。とりあえず2週後にはポプラ賞もあるが、ハンデ的にはキツそう。それなら来年度当初のオッズパーク杯あたりからの始動となるか。
オレノココロ(2着):昨夏以来崩していた調子を考えれば、十分元の力を出せるところまで戻ってきた。障害もスムーズであった。今回は軽馬場で勝ち馬の勢いに一歩遅れた形になったが、本番のばんえい記念に向けての手応えは十分感じられたと言える。このまま本番に突入か、もう一戦特別戦あたりで調整を図るか。
センゴクエース(3着):やはり心配された障害の甘さが出てしまった。軽馬場でペースが速くなりやや慌てた様子。力を持て余したままの3着。全体としてはしっかり走れていただけに、このあたりで勝ち味を覚えておきたかった。連覇のかかるばんえい記念に向け、もう一戦実戦で立て直しに行くか。
キタノユウジロウ(4着):序盤から臆することなく積極的に行き、速い流れにもしっかりついて行って、最後は粘りの4着。前の馬には離されたものの5歳のこの馬にとっては上々の成績と言えよう。この馬の照準は2週後の重賞ポプラ賞、ぜひ勝ちたいレースだろう。
シンザンボーイ(5着):北見記念勝ち以降は若干壁に当たっていたイメージだが、今回は、速い流れにもかかわらず直線で上位争いを演じるなどかなり復調していたように見える。障害の上手さもさすがであった。ばんえい記念でもある程度力は出せそう。
その他では、コウシュハレガシー(6着)は上位馬と相対的な力の差はあったものの、自分の走りそのものはでき、さほど離されていなかったので、今後さらに力を付けていけば十分戦えそう。コウシュハウンカイ(7着)はやはりハンデ差が大きく、無理をしなかった。序盤から後方に待機し、最後まで本番のばんえい記念を見据えて自分のレースを組み立てることに徹していた。
はむ!の予想(馬券)結果
的中 単勝 4 7枚 馬複 4-7 1枚 三連単 4-7-5 1枚
グンシンは理想どおりの走りで期待に応えてくれた。これは大きな収穫。センゴクエースの方はやはり心配した障害でのミスが出たね。それでも立て直して3着は立派。オレノココロはやはり実力馬、普通に走られたら来ちゃうよね。シンザンボーイも悪くはなかったけど相手のミス待ちだった。馬券は何枚か引っかかっているものの結局トータルとしてはマイナス。ま、大きく割り込まなかっただけよしとして、次がんばろう。
今回収支 -1,460
(通常分) -1,530 (配当)2,970 (投入)4,500
(単複・ワイド) +70 (配当)1,470 (投入)1,400
今年度累計 -32,140(3/1・チャンピオンカップ終了時点)
(通常分) -22,920 (配当 72,380 - 投入 95,300)
(単複・ワイド) -9,220 (配当 22,920 - 投入 33,400)
今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
・はむ!のばんえい競馬ファイル(2019データ・馬券成績表)
4週連続の重賞シリーズ、次は翌週3月7日土曜日、明け3歳のチャンピオン決定戦、イレネー記念(BG1)です。(日曜日ではないので注意しましょう)いつものように予想は前日までにアップしたいと思います。
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