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 こんにちは!Hamu's Sidewalk Cafeのマスター・はむ!です。
 この第2ブログでは、ばんえい競馬を中心に地方競馬などスポーツ一般中心について語ります。

2018年11月3日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】重賞予想・第43回ばんえい菊花賞(11/4・帯広10R)

競馬の祭典(中央、海外そして地方)
  秋競馬が盛り上がってきています。JRAでは先々週が菊花賞、そして先週に天皇賞(秋)が行われ(レイデオロが強い勝ち方でした)、今後も暮れにかけてG1レースが続き、一層盛り上がりそうです。海外では11月2日から3日にかけて2日間にわたりアメリカのブリーダーズカップ(BC)が開かれ、なんとG1が13レースも組まれています。まさにお祭りです。日本での馬券発売はありませんが、BCターフには凱旋門賞連覇のエネイブルが登場注目されます。日本時間では4日の早朝になるので興味のある方には注目です。そして、日本ではそのBCを模して実施されるようになったダートグレード競走の祭典JBC3競走が行われます。今年で18回目ですからそれなりに歴史を積み重ねてきました。そして、地方競馬のお祭りではありますが、今年は京都競馬場においてJRAのレースとして行われます。JRAにとっても1日G1(厳密にはJpn1)が3レースも行われるのは初めてのことです。もちろん地方馬も参戦。当欄では毎年JBCの簡単な予想をやっており、今年もチャレンジしたいと思います。当欄で4日(日)朝までにはアップしたいと思いますので、お楽しみに。
そしてばんえいの方も重賞レースが続いています。今週は3歳クラシック第2弾のばんえい菊花賞です。早速こちらの方の予想にいきたいと思います。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第43回ばんえい菊花賞(BG2)
(2018年11月4日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  オレワチャンピオン 牡3 710 鈴木恵 中島敏 栗毛 先
コウシュハレガシー 牡3 700 西謙一 平田義 栗毛 先
ミノルシンザン 牡3 690 島津新 大友人 鹿毛 差
  フナノダイヤモンド 牡3 690 藤野俊 松井浩 栗毛 追
ミスタカシマ 牝3 690 工藤篤 槻舘重 栗毛 先
キタノユウジロウ 牡3 700 松田道 村上慎 栗毛 差
アアモンドグンシン セン3 710 阿部武 小林長 鹿毛 逃
  ジェイコマンダー 牡3 700 西将太 槻舘重 青毛 差
  マツノタイガー 牡3 690 村上章 小北栄 鹿毛 差
  10 ハマノダイマオー 牡3 700 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ばんえい菊花賞」の概要と傾向
  ばんえいの3歳重賞、いわゆるクラシック三冠は、夏の「大賞典」、秋の「菊花賞」そして暮れの「ダービー」の順に行われ、ばんえい菊花賞はその第2弾のレースである。別定戦なので賞金ランクが上か、今シーズンに賞金を稼いでいる馬にはハンデが課せられ、これが勝負を左右することもある。第1弾のばんえい大賞典との連覇は17年間遠ざかっており、初重賞がこのレースという馬も多く、3歳のこの時期は早熟型と晩成型が交錯する微妙な時期なのかも知れない。
  過去10年の傾向を見ると1番人気は(5,0,1,4)と、ある一時期4連覇したこともあってまずまずの成績。一方、下位人気の馬でも連には絡んでくることがしばしばある。大賞典との連覇は1頭もないが、約1か月前に前哨戦として行われる秋桜賞に連対した馬が好成績を挙げる傾向にあり、実績はそこそこでもその時点で好調な馬が狙いか。1番人気が厳しい傾向に出ている大賞典に比して、菊花賞は実績や勢いで人気上位となった馬が、期待に応える走りをするといったところか。また、以前から牝馬の活躍が多いレースで、昨年は1着2着と牝馬であった。騎手成績は現役では最高でも2勝と特段このレースに強いという騎手はおらず混戦。阿部武Jはまだこのレース勝っていない。
今回のみどころ
  この世代のこれまでの重賞勝ちを見ると、ナナカマド賞と黒ユリ賞がミスタカシマ、ヤングチャンピオンシップがオレワチャンピオン、イレネー記念がカネサダイマオー、そして今シーズンに入ってばんえい大賞典がアアモンドグンシンと重賞を分け合っている。特にアアモンドグンシンは最も勢いがあり、今シーズンの世代特別戦(とかち皐月賞、とかちダービー、秋桜賞)をいずれも快勝している。今回のばんえい菊花賞では、アアモンドグンシンがその勢いを保ち三冠に向けてのステップを進むか。牝馬ミスタカシマを始め実績馬勢がこれを阻むか、あるいは新興勢力が台頭するのか。力関係に注目。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 オレワチャンピオン:重賞は2歳時のヤングチャンピオンシップで逃げ切り勝ちの実績がある。先行力は抜群だが、スタミナが課題で最後の直線で失速することもしばしば。馬体重が2歳時からあまり増えておらず成長力もどうか。脚質転換で新たな面を見せつつあるが。
 2 コウシュハレガシー:重賞は3着が2回、ばんえい大賞典では好位につけ、最後の直線でじわじわ伸びた。基本は切れ味で勝負する馬だが、自在の立ち回りがこの馬の持ち味。じっくり走る兄メジロゴーリキとは対照的。障害は得意だが、秋桜賞では崩れるミスがあり心配な面も。
 3 ミノルシンザン:3歳になってから急成長を遂げてきた。どんな流れでも自分のペースで走れる馬で、障害も得意。直線は切れ味よりもじわじわ上がっていくタイプで最後の粘りもある。前哨戦の秋桜賞でも障害をひと腰で越え3着に入った。他馬が厳しくなれば浮上か。
 4 フナノダイヤモンド:今シーズンに入って連勝を重ねるなど力を付けてきた。出足や障害を降りてからの切れ味はなかなかのもの。ただまだ中間などでフワフワ走るようなところがあり、しっかり走ればまだまだ伸びそう。ここ数戦は障害で苦戦しており、立て直したい。
 5 ミスタカシマ:2歳時はナナカマド賞で20年ぶりの牝馬優勝を果たした後、黒ユリ賞でも快勝。そして3歳でもはまなす賞で世代最先着の2着に入るなど、久々に強い牝馬が出てきた印象。障害もしっかりこなし、接戦にも強い。前半良いポジションを取りたいところ。
 6 キタノユウジロウ:イレネー記念2着の実績。最後に一旦先頭に立つ見せ場があった。一時期調子を崩していたが、前哨戦の秋桜賞で勝ち馬にも迫る勢いで人気薄ながら2着に入るなどここにきて巻き返しの兆し。好位置に付けて最後の直線で抜け出す理想の形に持ち込みたい。
 7 アアモンドグンシン:今シーズンに入って破竹の勢いで、三冠第1戦のばんえい大賞典を逃げ切り勝ち。その後転厩の影響もあってか一時期調子を崩したが、その後立て直し馬体も戻して、前哨戦の秋桜賞でも快勝。世代トップを行く。わずかな障害リスクがカギ。
 8 ジェイコマンダー:2歳時は勢いがあり、ナナカマド賞3着、ヤングチャンピオンシップ2着などの好成績があるが、障害の苦手意識などもあって若干伸び悩み加減。ただ成績自体は悪くなく、切れ味と粘りで掲示板内には顔を出している。軽馬場が得意。きっかけをつかめれば。
 9 マツノタイガー:回避馬が出たための繰り上がり出走。重賞出走は初で、特別戦も2歳時に釧路産駒特別にのみ出走(4着)。平均ペースで最後までコンスタントに走れるタイプで、障害もこなし大崩れは少ない。ただ出足が遅くジリ脚で見せ場のないまま終わることもある。
 10 ハマノダイマオー:世代戦では常に上位争いをしており、重賞にもしばしば顔を出しているが、目立たないまま終わってしまう。切れる脚がないので流れに乗れないとそのままジリ脚になることが多い。障害が上手で大崩れは少ないので、前半からしっかり前に付ければ。

【はむ!の見解まとめ】
  この世代、今年に入ってばんえい大賞典を勝ち、世代特別戦を全て勝っているアアモンドグンシンの勢いが目立つものの、勝った時はいずれも展開がうまくはまっている、それも実力のうちであろうが、全体としてはまだ勝負付けが終わったわけではないイメージ。今回のレースと暮れのダービーでその真価が問われるだろう。
  当欄では勝つのはアアモンドグンシンの勢いとスピードか、重賞2勝の実力牝馬ミスタカシマか、どちらかと見ている。その中でも軸として信頼できる馬として、牝馬の◎(5)ミスタカシマの方を本命にした。実績のあるウンカイ産駒で重賞2勝馬、ばんえい大賞典は回避しているため、他馬との現時点の力の比較が難しいが、常にトップハンデをもろともせずしっかり走りきっている。勝負強さも発揮。戦ってきた相手も古馬の実力馬たちで堂々と渡り合っている。世代戦ならそれ以上の走りができるのではないか。
  ○(7)アアモンドグンシンの方は、ポイントの第2障害までいかに楽に行けるか。単騎逃げに持ち込めれば理想だが。勝つチャンスも大きいが、ミスタカシマとの比較では、安定度でこちらが対抗となった。上位2頭がやや抜けていて、3番手以下が混戦とみる。単穴には▲(6)キタノユウジロウ、当欄では大賞典の時も単穴に推したが、当時は調子を崩していたようだ。今回は臨戦過程も良い。前が止まれば末脚が炸裂しそう。△(2)コウシュハレガシーも安定した走りのできる馬。秋桜賞の障害ミスが気になるが、勝ちに行ってのもの、その後立て直してきており、粘り込みは可能。その他では注(3)ミノルシンザンがランクは下位ながら前哨戦でも切れ味のあるところを見せており、一発を狙うならここか。実績馬(1)オレワチャンピオン(8)ジェイコマンダーあたりも気になるところだが今一つ決め手に欠けるところである。それぞれ秘めた力は持っており一変の可能性はあるが、絞るならこのあたりを外すしかないか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  今年の収支は昨年ほどではないものの、それでも負けがじわじわボディーブローのように効いてきている。そろそろこのへんで負けを減らしたいところ。
  今回は、ミスタカシマとアアモンドグンシンの2頭を軸としてなるべく絞っていきたい。あとの馬も一発狙いよりかはもともと安定した成績の馬の浮上を狙う。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5,7→5,7,6,2,3→5,7,6,2,3 合計24通り 各100円
  三連複 5=7,6,2,3 合計6通り 各200円
  枠複 5=7,6,2 6=7 合計4通り 各200円
  合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 500円
  ワイド 6=5,7,2,3 3=5,7,2 合計7点 各100円
  合計 1,200円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2018年10月29日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】回顧・第39回北見記念(10/28)

ばんえい重賞レース回顧
第39回北見記念(BG2)-2018年10月28日-10R 200m直 曇 2.1%
  1着○(4)コウシュハウンカイ(藤本匠) 2分08秒2
  2着注(7)オレノココロ
  3着◎(6)センゴクエース
   単勝 2 320円(2番人気) 馬複 4-7 380円 三連単 4-7-5 1,770円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい古馬重賞、四大記念競走第3弾の第39回北見記念は、2番人気のコウシュハウンカイが終始リードを保ち、追う各馬を振り切ってこのレース連覇。重賞は今シーズン3勝で通算10勝目。藤本匠騎手はこのレースは7勝目で通算68勝目。

レース振り返り
  この日の帯広は概ね晴れたものの、前日のまとまった雨の影響で、時計の出る軽馬場だった。
  レースは、軽馬場といえども850kgを越える荷物を引っ張る高重量戦だけあって初めはゆったりしたペース。フジダイビクトリー、ホクショウディープあたりは第1障害でもやや苦戦。各馬早めの刻みを入れる中で、コウシュハウンカイが少しずつ前に出て先頭へ。オレノココロがこれを追いかけ、1,2障害の中間あたりではフジダイビクトリーも前に追いつく、センゴクエースとソウクンボーイあたりがその後方に続く。第2障害に近づくに従って、前を行くコウシュハウンカイにフジダイビクトリーらが近づき徐々にペースが速まる。障害手前にはコウシュハウンカイが先着し、フジダイビクトリーがすぐ後ろにつく、ここまで65秒。続いてオレノココロ、センゴクエースと続くが、そのころにはコウシュハウンカイが仕掛けはじめており、踏ん張りながら障害をひと腰でクリア、フジダイビクトリーの方は第2障害でストップ、二の腰が入らない。次に仕掛けたオレノココロ、センゴクエースもひと腰めはストップ。その間にコウシュハウンカイはどんどん前を進む。オレノココロがふた腰めに障害を越えて2番手、センゴクエースも一歩遅れて3番手で越えたころにはコウシュハウンカイは残り30m地点へ。10馬身ほど離れていた。フジダイビクトリーは遅れて、後から来たシンザンボーイとほぼ同時に障害を越えて、4~5番手争い。逃げるコウシュハウンカイは残り20mあたりから徐々にスピードが緩み、そこにオレノココロが激しく追って差を詰めていく。センゴクエースも2馬身差ほどで続くが脚色はオレノココロと同じ。残り10mあたりで2~3馬身差、さらにオレノココロが激しく詰めるが、コウシュハウンカイはスピードは落ちても最後までしっかり歩ききってゴールを駆け抜けた。1番人気のオレノココロは最後は1馬身差くらいまで詰めたが届かず2着。結局は強い8歳2強のワンツーで決まる形となった。センゴクエースは前を詰められるような流れにならずそのまま3着に入った。後続は大きく離れてフジダイビクトリーとシンザンボーイが4着争い。最後はフジダイが4着に粘った。

次走へのメモ
コウシュハウンカイ(1着):岩見沢記念で出走取消となり、レース間隔が開いたのでいきなりの高重量戦がどうかと思われたが、心配は全く無用であった。馬体重の変動もなく体調も回復。馬場が軽くなったことに加え、絡む馬もいなくて楽に前に行けたことがこの馬向きの展開になったということだろう。障害も実に上手く、最後ゴール前で緩んでもセーフティリードがあった。次の目標だが、この馬はおそらくドリームエイジカップの出走権がないので、正月の帯広記念に絞って調整していくことになるだろう。体調さえ維持できれば勝つ確率は高い。
オレノココロ(2着):軽馬場で端枠であったが、少頭数のレースで左側が開いており、楽に好位置に付けられた。体調は完璧ではないように見えたが体重が戻ってきており、力は出せる状態であった。今回は勝ち馬の流れだったので、2着に甘んじたが今の状態からは好走と言える。今後、この馬の持ち味を発揮する時が来る。次の大きな目標は帯広記念だが、ドリームエイジカップも取りに行くか。
センゴクエース(3着):軽馬場は苦手ではないはずだし、走れる条件は揃っていたが、どうしても後手に回ってしまう。またもやこの馬が勝ちきれない流れとなった。コウシュハウンカイはともかくオレノココロに先に降りられては勝てない。障害もなんとか越えたというところで力負けのイメージ。次は連覇を狙うドリームエイジカップ。なんとしても勝ちたいところ。
フジダイビクトリー(4着):馬場的には走れる状況であったが、今回は第1障害から引っかかり、第2障害ではさらに苦戦と、障害で良いところがなかった。好調時は踏ん張って力で上がっていく力強さがあっただけに、足腰が厳しくなってきているか。衰えとは思えないが。さしあたり少し軽めのドリームエイジカップで巻き返したい。
シンザンボーイ(5着):勢いでの上位食い込みも期待したが、この馬としてはまずまずといったところだろう。切れ味を見せるにはやや荷物が重かったか。ただ後方ながら障害はしっかり越えてきており、経験値を重ねている部分は見えた。ドリームエイジカップあたりで持ち味を出せるか。
  その他では、ソウクンボーイ(6着)は序盤に前を伺うなど、なんとかしたいという工夫は見られたが流れが速くなり結局は置いて行かれる形となった。ホクショウディープ(7着)はまだこの体が戻りきってなくて、このメンバーではさすがに厳しい。経験を積んでいく段階か。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -3,060   (配当)540 (投入)3,600
  (単複・ワイド)今回 -1,700    (配当)0 (投入)1,700
  今年度累計 -21,870 (10/28現在)
    通常  -12,450 (配当 33,450 - 投入 45,900)
   単・ワ  -9,420 (配当 8,080 - 投入 17,500)
  センゴクを深追いしていることもあるが、単勝狙いをするようになってから本命がどうしても1着に来ず、そこが苦戦の要因の一つとなっている。コウシュハも○にはしていたので、本来ならコウシュハの頭も買っておきたいところだったが。オレノココロまで手は回ってなかったか。配当も安かったので悔しさはそれほどない。重賞が続くし、気持ちは次に行っている。(それが泥沼に進んでいるような・・)

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  重賞は今週を含め3週連続。次は11月4日、ばんえい3歳三冠レースの第2弾・ばんえい菊花賞です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。また、平地競馬ですが、同じ11月4日に地方競馬の祭典、JBC3競走が、今回はJRA京都で行われます。こちらの予想も毎年やってますので、今年も簡単ですが当欄で触れられればと思います。

2018年10月27日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】重賞予想・第39回北見記念(10/28・帯広10R)

名馬
  先日、JRAではアーモンドアイが秋華賞を勝ち、「牝馬三冠」を獲得しました。デビューの頃から注目はされていたものの、父は短距離で慣らしたロードカナロアということで距離などの不安もありましたが、その心配は全く無用、強さを見せつける勝ち方でした。今後は海外に挑戦するのか、国内の古馬戦線で中心的存在となるか、あるいは早めの繁殖牝馬となるか将来が注目されます。
  それにしても、筆者が(平地の)競馬を見始めたころは、過去の三冠馬といえば数えるほどしかおらず、牝馬ではメジロラモーヌ(三冠に加えトライアルも三冠という伝説的な馬)くらいのものでした。現在、歴代牝馬三冠はアーモンドアイを含め5頭(牡馬の三冠は7頭)になったということで、競馬の歴史は記録の積み重ねだということを実感するものでした。今後どんな名馬が現れるでしょうか。
  ばんえいにも、当欄でしばしば紹介しているように、三冠レースがあり、それも2歳、3歳、4歳にそれぞれ設定されています。3歳三冠は過去4頭(ハクリュウ、マルトダンサー、ウンカイ、ヨコハマボーイ)います。あれ?センゴクエースは?と思われるかも知れませんが、センゴクエースは2歳と4歳でそれぞれ三冠馬になっていますが、3歳三冠はばんえい菊花賞が除外になっており、父ウンカイに続く親子三冠は達成されていません。しかし、今後はそんな強い馬も出てくる時もあるかもしれません。またスターホースが出てくることが楽しみです。もちろんばんえいが末永く続いてこそですが、それでは今週の重賞・北見記念の予想いきます。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第39回北見記念(BG2)
(2018年10月28日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 3歳以上オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  ホクショウディープ 牡5 850 島津新 服部義 青毛 差
  ソウクンボーイ 牡8 850 村上章 西邑春 鹿毛 追
シンザンボーイ 牡7 850 阿部武 坂本東 栗毛 差
コウシュハウンカイ 牡8 870 藤本匠 松井浩 栗毛 先
センゴクエース 牡6 860 工藤篤 槻舘重 鹿毛 差
フジダイビクトリー 牡10 850 西将太 中島敏 栗毛 逃
オレノココロ 牡8 870 鈴木恵 槻舘重 青毛 差
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「北見記念」の概要と傾向
  いわゆるばんえい「4大記念競走」の第3弾。かつて存在していた北見競馬場で開催されていたが、同競馬場の廃止に伴い2007年からこれを記念して帯広で行われている。古馬オープンの一戦だが、シーズンが進むにつれ負担重量が重くなってきており、このレースの基礎重量が850kg。これに本年度の賞金加算があるため、かなりの重量を引っ張れる力が要求される。勝ち時計は2分30秒前後。それでいて季節的に馬場が軽くなることが多く、あまり構えすぎると追いつけないことがあり、ある程度ペースを作れることも重要。
   過去10年で1番人気は(1,2,3,4)と1勝のみで、オープン最上位のレースの割には荒れ気味。BG1レースとは前後2か月開いており、トップを目指す馬には調整が難しい時期というのが理由か。その上、前述の微妙な重量とハンデ差もレースを左右しており、トップハンデが6連敗中。夏のグランプリ勝ち馬も過去10年で1勝、岩見沢記念勝ち馬も2勝どまりでこれらともあまり連動していない。最近では2011~13年にギンガリュウセイが3連覇しているように、このレースに照準を合わせてきている馬が好走するようだ。牝馬は帯広開催となって以降は連対すらしておらず、そのあたりが岩見沢記念とは異なる。騎手では藤本匠騎手の6勝を始めベテラン勢が強く、若手騎手が付け入る隙がほとんどない。

今回のみどころ
  今シーズン前半は、オレノココロとコウシュハウンカイの8歳馬2強が抜きんでている状況だったが、夏・秋と時期が進んで、岩見沢記念では5歳馬マルミゴウカイが優勝、そしてかねてから大きく期待されている6歳馬センゴクエースも常に上位争い、他にも新たな若馬が古馬戦線に挑戦して見せ場を作るなどと勢力図が変わる兆しもある。今回はマルミゴウカイが不出走など7頭立てと若干さみしいが、新興勢力が台頭するか、実績馬が意地を見せるか、興味深い一戦でもある。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 ホクショウディープ:長期休養から戻って、岩見沢記念にも挑戦したが、馬体重も大幅に減っておりまともには走れる状況ではなかった。かつては同じ5歳のマルミゴウカイとしのぎを削った馬。潜在能力は秘めているので、まずは馬体を回復し走れる状況に戻したい。
 2 ソウクンボーイ:花の8歳世代の一頭。かつてはオレノココロ、コウシュハウンカイよりも強い時期もあった。昨シーズンのばんえい記念で掲示板内に入った走りを見ても重い荷物が不得手ではないはず。障害も苦手だがじっくり取り組めれば、最後の末脚はメンバー随一。
 3 シンザンボーイ:グランプリでは持ち前の障害力を生かし3着に食い込んでアッと言わせた。前走もA1戦だが一頭だけ障害を抜け出し圧勝。勢いに乗っている。しかし馬体重が減り加減で、あまり使い詰めがきかないのか、休み休み使っている。力を出せる状態にはある。
 4 コウシュハウンカイ:今シーズン前半は重賞2勝と絶好調で推移、安定した力で崩れることはなかったが、グランプリでは最後で失速し4着。その後立て直してはいるが、ほぼ休みなく走り詰めで見えない疲れが出ていたか。岩見沢記念を休んで、どこまで回復しているか。
 5 センゴクエース:古馬戦線に本格参戦するようになってからも安定した成績を上げており、20戦以上掲示板を外していない。ただ、勝ちきれない面もあり、古馬重賞勝利は1勝のみで、そろそろ4大競走で勝ちたいところ。障害がポイントの馬だが、最近は崩れは少ない。
 6 フジダイビクトリー:グランプリでは力が入らず大敗し心配されたが、岩見沢記念ではしっかり巻き返し2着。まだまだ衰えたとは言わせない走りを見せている。北見記念は優勝経験もある。高重量も歓迎、前半に他馬のペースに巻き込まれず自分の走りをしていけば。
 7 オレノココロ:グランプリで完璧なレースで快勝した後、岩見沢記念ではその反動もあってかこの馬らしくない走りで障害も引っかかった。それでも4着まで巻き返すあたりはさすがの実力。現時点では暮れの大一番に向けて立て直している段階と思われどこまで力を入れるか。

【はむ!の見解まとめ】
  古馬重賞の中でも荒れる傾向のレース。BG1レースの狭間、それでいて高重量、馬場も微妙と、難しい要素が並んでおり、各陣営も狙いづらい部分があるのだろう。今年も7頭立てながら波乱の匂いもする。各馬がこのレースに対しいかに照準を合わせてきているかも見極めどころ。
  ◎(5)センゴクエースは今度こそ善戦どまりにピリオドを打ちたいところ。高重量は決して歓迎すべき材料ではないが、ペースが落ち着く分、やや苦手の障害にもしっかり対応できそう。上位は堅いところ。1番人気にはなりそうだが、他の各馬にも一長一短あるだけにやはりこの馬を中心視したい。馬場が軽ければなお良い。相手には、やはり実力馬で○(4)コウシュハウンカイを持ってきた。岩見沢記念で取消、いきなり高重量の北見記念と、臨戦過程は気になるところだが、少し休養が取れたとプラスにとらえたい。障害は安定しているので崩れはないだろう。穴的存在として▲(3)シンザンボーイがおもしろそうだ。近走は障害力と切れ味を生かし素軽い走りで上位に食い込んでいる。グランプリで3着に入った実績もあり、今回は目下リーディングの阿部武臣騎手、展開次第では台風の目になり得る。高重量になれば△(6)フジダイビクトリーも全く無視できる存在ではない。障害も勢いはないがしっかり踏みしめて越えてくる。着には入ってきそうだ。注(7)オレノココロは現時点でどこまで力が出せる状態にあるのか。実力ナンバー1の馬なので普段どおり走れれば問題ないが。障害がカギになりそう。馬券的には少し疑っていきたい。(2)ソウクンボーイは切れ味はあるが障害でついていけるか。高重量でも対応はできそうだが。(1)ホクショウディープは体調がどこまで戻っているかだが、力の差はやはりありそう。

はむ!の馬券狙いどころ:
  ナナカマド賞では予想はバッチリ、馬券はがっかりというパターン。思ったより配当が低かった。ということは結局みんなも同じような考えだったということ。あとはどこまで絞って、収支プラスに持って行けるか。
  最近、古馬重賞ではずっとセンゴクから行ってるのだが、どうも勝ちきれずすっきりしない結果になっている。今回もセンゴクから行ってみたいと思うが、7頭立てなのでいかに絞れるかがポイント。変にマルチなど買うと手広くなってしまいそうなので、三連複や馬複を絡めて、当たらなければ仕方ないくらいのつもりでいきたい。あとはワイドで拾う。
【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 5→4,3,6,7→4,3,6,7 合計12通り 各100円
  三連複 5=4,3,6,7 合計6通り 各200円
  馬複  5=4,3,6,7 合計4通り 各300円 合計3,600円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 5 1,000円
  ワイド 3=5,4,6,7 6=5,4,7 合計7点 各100円
  合計 1,700円で勝負!

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告します。

2018年10月17日水曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】回顧・第41回ナナカマド賞(10/14)

ばんえい重賞レース回顧
第41回ナナカマド賞(BG3)-2018年10月14日-10R 200m直 晴 1.7%
  1着▲(2)メムロボブサップ(阿部武) 1分48秒3
  2着◎(6)ギンノダイマオー
  3着○(3)アオノブラック
   単勝 2 250円(2番人気) 馬複 2-6 190円 三連単 2-6-3 3,770円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい2歳重賞、第41回ナナカマド賞は2番人気のメムロボブサップが障害4~5番手から直線鋭い脚で差し切り勝ち。この世代の最初の重賞を制覇した。阿部武臣騎手はこのレース初制覇、重賞は通算18勝目。坂本東一調教師は2014年のばんえいダービー(ホクショウマサル)以来4年ぶりの重賞制覇となった。
レース振り返り
  帯広は土日と概ね晴れだったが、ここ1週間ほどの間に小雨が降って、馬場は適度な湿り気を含み、重すぎくも軽すぎくもなく丁度良い程度。
  レースは2歳戦らしく序盤から各馬ダッシュで第1障害を越える。先行争いは予想どおりインビクタがハナを奪いに行き、1番人気のギンノダイマオーがこれをマーク、内枠からメムロボブサップがアオノブラックとサクラユウシュンを従える形で前に行った。インビクタは積極的に先頭を進み一歩リード。その後各馬2,3度刻みを入れたものの全体的に速いペースで第2障害へ、インビクタが先頭で到着し、ギンノダイマオー、メムロボブサップら先行勢も追いつく。ここまで48秒。
  第2障害を最初に仕掛けたのもインビクタ。一歩一歩踏みしめて越えて行った。しかし程なく隣で続いていたギンノダイマオーはこれを上回る勢いで障害を駆け上がり、山を越えた時点で早くも先頭に立ち、最後の直線まで逃げ切りを図る。インビクタも迫ろうとするが脚色が同じ。後続は1歩遅れてメムロボブサップ、サクラユウシュン、アオノブラックの内枠3頭が肩を並べるように、いずれもひと腰で越え一団で前を追う。特にその中でもメムロボブサップの勢いが良く集団から抜け出そうとする。残り30m地点では先行した馬に後続の馬が追いつき5頭の先頭集団で横一線となった。その中からサクラユウシュンがやや遅れ始め、インビクタもかなり一杯になって遅れ加減。一方、メムロボブサップは加速するようにスピードを上げ、前を行くギンノダイマオーがやや緩んだところを残り10m程度で逆転。そのままゴールを駆け抜けた。ギンノダイマオーがなんとか粘り2着、3着争いは先頭集団の中からアオノブラックが抜け出してゴールした。3番人気インビクタは最後後方から追い込んできたヒメトラクイーンにもかわされ5着だった。

次走へのメモ
メムロボブサップ(1着):トップハンデをもろともせず、切れ味も抜群。最後はバテる心配もあったが、軽めの馬場も味方したのか緩むことなくゴールを駆け抜け快勝だった。勝ってみれば強い勝ち方であったが、ただ、メンバー中でも馬体が小さく、今後荷物が重くなればどうか。もちろんこの馬自身がさらに成長していけば力をつけてくるだろう。今後を見守りたい。次の狙いは当然ヤングチャンピオンシップ(YC)だが、予選の十勝産駒特別で強豪揃いの中ハンデを課せられるという大きなハードルがあり、そこをいかにクリアするか。
ギンノダイマオー(2着):満を持して障害をトップ抜けしたが、勝ち馬の勢いにしてやられた形になった。馬体重の47kg増は、成長分とはいえレース自体が久々ということもありやや動きが重く感じられた。障害自体はスムーズで安定しており、崩れは少ないように見える。今後十分逆転可能。あとは最後にもう一つ粘りが欲しいところ。こちらも十勝産駒。YCに向け予選から全力か。
アオノブラック(3着):上がり馬らしく積極的なレースを展開、見せ場を作った。障害も上手かったが、追い比べになって経験の差が出たか。それでも人気薄で3着は立派。馬体は更に充実してきておりこれからまだまだ伸びしろがありそう。YCが楽しみ。まず予選だが、この馬は釧路産駒。この馬がランクトップではあるが相手も骨っぽいのが揃っており油断はできない。
ヒメトラクイーン(4着):牝馬では最先着。持ち前の直線の切れ味は鋭いものがあっただけに、前半にもう少し詰めておきたかったところ。次の狙いの十勝産駒特別は相手が厳しくYCに向け予選通過するのも大変。ギンノダイマオーとは生産地も馬主も厩舎も同じで、この馬は早めに照準を黒ユリ賞の方に合わせるか。
インビクタ(5着):先行策で果敢にハナを奪いに行った。攻めていって見せ場を作るところはさすが鈴木恵J。しかし出走中この馬だけが馬体が減っており、やや力が入っていなかったように見える。成長途上の中ではあり得る状況だが、今後の経過に注目。YCに向けて北見産駒特別では確実に勝っておきたい。
  その他では穴人気していたサクラユウシュン(6着)は、有力どころにしっかり付いて行ったように見えたが、端枠もあってか最後で厳しくなった。展開に敗れたイメージ、このあたりが牡馬との差なのか。カツヒーロー(7着)も自分の走りは見せたが、周りはさらに速く取り残される形となった。その他も馬も含め馬場状態が変わればまた違った展開になりそう。次のこの世代の重賞は暮れのヤングチャンピオンシップ(YC)。それに向けた各地区の予選でしのぎを削る。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -250   (配当)4,150 (投入)4,400
  (単複・ワイド)今回 -480    (配当)1,020 (投入)1,500
  今年度累計 -17,110 (10/13現在)
    通常  -9,390 (配当 32,910 - 投入 42,300)
   単・ワ  -7,720 (配当 8,080 - 投入 15,800)
  当欄で対抗に置いた若干人気薄のアオノブラックが3着に粘り込み、三連単が▲◎○とバッチリ当たり、これは会心の一撃と喜んだのもつかの間、配当見れば安いのなんのって。しかも計算すればわずかに取りガミ。これは情けない。結果的にはBOXで買っている分だけ手を広げ過ぎているということなんだろう。あと買った馬複が190円に対して同じ組み合わせの枠複が280円と付いて、あまり変わらないとはいえ、こういうところも注意しておきたいところ。今後重賞が続くので心してかからなければ。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次回重賞は2週間後の10月28日、古馬の4大記念競走の第3弾・北見記念です。そしてその後重賞が3週続きますので頑張ってまいりましょう。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。

2018年10月13日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】重賞予想・第41回ナナカマド賞(10/14・帯広10R)

相互盛り上げ
  近頃はばんえい競馬というものがあちこちで紹介されるようになってきて、認知度はかなり上がってきているという実感があります。ここ数年で売上も伸びており、ファンとしては好ましいことです。これは各地でのプロモーションなど関係者の方々の地道のおかげだと思います。今後は外国人客にもどんどん来てもらえると良いと思います。
  一方、ばんえいは馬券で支えられている以上、公営ギャンプルの一つとして認識してもらうことも必要と考えます。先日からJRAジョッキーDayや地方競馬女性騎手によるレディズビクトリーラウンド(LVR)などが行われ、平地競馬のジョッキーがばんえいを盛り上げました。さらに、先週は初めての試みとして、競輪のガールズケイリンの女性選手たちがやってきてエキシビションレースなどが行われました。競輪界は競馬以上に運営面で厳しい環境にあって、ミッドナイト競輪などいろいろな試みがされていてようやくここ2,3年で売上が上向きにはなっているものの、ファン層が高齢化するなど競馬以上に厳しい環境にあります。そんな中、2012年から始まったガールズケイリンは競輪界の救世主的な存在になっています。今回、そういった選手たちが帯広に来場したことは、互いに刺激になったことと思います。しかもさすがアスリート、エキシビションでもなかなかの腕前で大変サマになっていました。今後もこういった異種交流のイベントがあれば良いなと思います。
  それでは、今週のばんえいは3週間ぶりの重賞、この週は帯広競馬場で花火大会があるため、薄暮開催となっており、発走時刻には注意。それでは早速予想です。

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第41回ナナカマド賞(BG3)
(2018年10月14日(日)18:05発走 帯広10R ダ200m 2歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
サクラユウシュン 牝2 550 菊池一 金山明 栗毛 先
父ウンカイ
メムロボブサップ 牡2 580 阿部武 坂本東 鹿毛 逃
父ナリタボブサップ
アオノブラック 牡2 570 西謙一 金田勇 鹿毛 先
父ケンジュオー
  ヒメトラクイーン 牝2 550 藤本匠 松井浩 鹿毛 追
父ナリタボブサップ
  カツヒーロー 牡2 570 島津新 岩本利 鹿毛 追
父ダイエイヒーロー
ギンノダイマオー 牡2 570 藤野俊 松井浩 芦毛 先
父キタノドリーマー
インビクタ 牡2 570 鈴木恵 松井浩 青毛 逃
父イッスンボウシ
  コウシュハシャトー 牡2 570 西将太 松井浩 栗毛 差
父フナノコーネル
  アアモンドノース 牝2 550 赤塚健 小林長 芦毛 差
父トウリュウ
  10 ホクショウゴールド 牡2 570 松田道 村上慎 鹿毛 差
父ナカゼンスピード
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「ナナカマド賞」の概要と傾向
  今年デビューの2歳世代の最初の重賞。この世代はこのあと暮れにヤングチャンピオンシップ(YC)、そして、3月にBG1のイレネー記念があり、この3つの重賞でこの世代の三冠レースとなっている。(牝馬はこの他に黒ユリ賞がある。)
  ばんえいの場合はこの時期の2歳馬はまだまだ成長途上でまだまだ力不足に見える。古馬のように1000kgを越える馬は少ない(それでも大きいが)。荷物も軽めのためスピード中心のレースとなり、1分30秒程度の決着となる。過去10年で1番人気は(5,2,1,2)と好成績、2番人気も2勝しているが、3番人気は(0,0,1,9)と不振。上位人気馬は信頼できるが、穴人気している馬には要注意といったところか。下位人気の馬が連対に絡むこともしばしば見られる。馬体重は小さめの馬でも善戦はしているもののやはり1000kgを越える馬の方が連対率が高く、その時点での成長度合いの高い馬が有利といったところか。牝馬は長く優勝がなかったが、昨年ミスタカシマが20年ぶりの牝馬優勝をもたらした。牝馬の出走自体が少ないということもあり、強い馬が出ればそれなりに勝負はできる。騎手別では特に傾向はなく現役騎手では2勝が最高となっている。調教師は最近の勢いに乗っている槻舘厩舎がここ5年で3勝。(今回は同厩舎からの出走はない)

今回のみどころ
  今年の2歳は上位拮抗。各馬デビュー以来ここまで4勝が最高で、メムロボブサップ、エースモリウチ(今回不出走)とギンノダイマオーが上げている。前哨戦の青雲賞ではメムロボブサップが快勝したが、今回10kgのハンデを背負う。これらに対し、昨年に続き牝馬勢も侮れない。牝馬レースのいちい賞に勝ったサクラユウシュン、白菊賞に勝ったヒメトラクイーンの2頭は、前開催でも牡馬勢を抑えてワンツーに入っており、展開次第では台風の目になりそう。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 サクラユウシュン:デビュー直後は未熟な点が見られ、障害も不安定なところがあったが、徐々に力を付け、いちい賞では大勝ち。その次も最上位のA-1クラス勢を相手に逃げ切り勝ち。先行力がある上に牝馬ならではの切れ味もある。
 2 メムロボブサップ:ここまで前哨戦の青雲賞勝ちなど4勝。現在2歳賞金ランクではトップ。父ナリタボブサップ譲りの力強い先行力に、母父にアキバオーショウの切れ味が加わる。障害はややふらつきもあるが勢いで越えてきている。
 3 アオノブラック:デビューは遅れたがここにきて連勝して一気に出走権を得てきた。馬体も急成長。特に前走A-2組では他を引き離して快勝。障害も上手く降りてからの切れ味もある。オープン相手は未知数だが台風の目になるか。
 4 ヒメトラクイーン:能検4番時計、デビュー時から非凡なところを見せて白菊賞勝ち、いちい賞2着とライバルたちと勝ち負けを演じている。ハナの遅い面があるが障害を降りてからのスピードはかなりのものがある。障害自体も悪くない。
 5 カツヒーロー:前半控えて後半の切れ味で勝負する馬。父ダイエイヒーローは現役時代目立った成績はなかったが、産駒にマルミゴウカイが出てにわかに注目されている。軽馬場の時に時折大駆けすることがあり、障害さえ越えれば見せ場も。
 6 ギンノダイマオー:デビュー4連勝で、8月の2着以降はは同厩舎の有力馬が重なることもあってか休養に入っていた。1分そこそこで走れるスピードを持っているが軽いところしか経験がなく、障害力を含め未知数。先行力はありそう。
 7 インビクタ:能検3番時計、デビュー時からかなりのスピードを見せ6連対していたが、ここに来て成績を落としている。先行力はあるが、スタミナがまだ不足な面もあり、最後の直線で切れ味のある馬たちにかわされる場面が見られている。
 8 コウシュハシャトー:ランキング11番目ながら回避馬が出て出走権が回ってきた。能検時、上位入線しながらも他の進路に入り再検となるなど、やや走りが不安定。しかし流れに乗ったときはかなりのスピードを発揮する。障害は怪しい。軽馬場得意。
 9 アアモンドノース:Aー3組のレースで9番人気ながら障害を先頭で抜け出し快勝、最後の切符をつかんだ。いちい賞でも5着に入っている。まだ華奢でふらつく部分は見られるもの、動きは素軽く、障害をクリアできれば切れ味がある。
 10 ホクショウゴールド:父はダービー馬。第1回能検で障害が越えられずデビューが遅れたが7月緒戦から連勝、A-1戦でも切れ味を生かして上位に食い込んだ。ここに来て壁に当たっている、小柄な馬で、まだこれからの成長に期待か。

【はむ!の見解まとめ】
  今年の2歳は松井浩文厩舎の馬が絶好調で、4頭もの有力馬をこのレースに出走させてきた。もちろん他の厩舎の馬も負けてはおらず、そのあたりの戦いも楽しみだ。予想となると非常に難しい。2歳なのでどの馬もまさに伸び盛り。レースに出るたび成長した姿が見られる。当日の馬体重には十分注目したい。
  当地は木曜から金曜にかけ5mm程度の雨が降っているが、土日の天気は崩れない予報で、馬場は適度に水分を含み比較的重めとなるか。ゴール前までのサバイバルレースが展開されそう。
  当欄では、悩んだあげく、松井厩舎の◎(6)ギンノダイマオーを本命にした。これまで4勝2着1回。青雲賞は回避してここに照準を合わせてきた。レース間隔が開いたのは不安材料ではあるが、その間ここに狙いを定めてしっかり体を作ってきているのではないか。隣のインビクタが先行しそうなのでしっかりマークしていきたいところ。接戦にもつれ込めば強そう。対抗だが、当欄では思い切って○(3)アオノブラックという馬を抜擢する。初勝利が遅れたため上位クラスとの対戦はないが、ここにきて馬体が急成長。格下とはいえ障害力と切れ味を見せつけた前走と前々走のような走りができればチャンスはある。主戦の阿部武Jはメムロボブサップの方に乗るが、乗り替わりの西謙一Jも乗れておりノーマークなら侮れない。
  前哨戦の青雲賞を勝った▲(2)メムロボブサップももちろん強い。3着以下はなく底を見せていない強みがある。ハナから走れるスピードが自慢。ただ、成長してきたとは言え、前走まで800kg台の華奢な体つき、過去敗れた2戦はいずれも重めの馬場。荷物もやや重くなる今回はスタミナ面でどうか。スンナリ先行できれば逃げ切りも考えられるが。ハンデもあり人気になるようなら弱点ありとみて単穴とした。牝馬勢も強く、前走のA-1戦ではサクラユウシュンとヒメトラクイーンがワンツーを決めた。昨年も牝馬が優勝しておりここは無視するわけにはいかない、両者ライバル同士だがタイプは真逆。△(1)サクラユウシュンの方が先行力があって最近の勢いがある。端枠に入ったのが気になるが前走も同じ枠で勝利した。乗り替わりの菊池一Jだがこのレース優勝したこともあり遜色はない。ただ他馬との比較でどうしても4番手評価にせざるを得なくなった。(4)ヒメトラクイーンの方は逆に追い込みタイプ。降りてからの切れ味はメンバー中でも随一だがハナが遅いのが気になる。展開が向けば大駆けもあり得るが。同じ松井厩舎には注(7)インビクタという馬もいる。なかなかの先行力と障害力がある。若干ジリ脚っぽいところが気になるが、今回、鈴木恵Jが乗ってきておりこの馬がハナを切ることも考えられ、粘りの走りができれば上位食い込みも。当欄では印はインビクタの方にした。他では切れ味のある走りを見せる(5)カツヒーロー、走りの軽やかな(10)ホクショウゴールドあたりが気になるところだが、絞り込むとすれば印を打ったあたりまでか。

はむ!の馬券狙いどころ:
  またじわじわと負け出してきた。最近は予想そのものが的外れになってきているのも問題。スカッと1回当てれば今後にも余裕が出てくるのだが。しかし今回がまた2歳戦で難解。本命っぽいところ穴っぽいところいろいろ取り混ぜてなんとか引っかからないか。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 BOX 6,3,2,1 合計24通り 各100円
   6→3,2→3,2,1,7,4 合計8通り 各100円
  馬複  BOX 6,3,2,1 合計6通り 各200円 合計 4,400円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 6 500円 3 300円
  ワイド 3=6,2,1,4 4=6,2,1 合計7点 各100円
  合計 1,500円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。

2018年9月24日月曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】回顧・第26回銀河賞(9/23)

ばんえい重賞レース回顧
第26回銀河賞(BG2)-2018年9月23日-10R 200m直 晴 1.8%
  1着注(9)ミノルシャープ(阿部武) 1分48秒3
  2着△(10)メジロゴーリキ
  3着 (1)カネサスペシャル
   単勝 9 380円(2番人気) 馬複 9-10 480円 三連単 9-10-1 8,610円
 ※その他の払戻金を含み、結果は必ず主催者又は地方競馬情報サイト(KEIBA.GO.JP)を参照ください。
  (◎○▲△等の印は、はむ!の当初予想印)

  ばんえい4歳重賞今年の第2弾、第26回銀河賞は、2番人気のミノルシャープが障害を先頭を抜け出した後は粘りの走りで逃げ切って優勝。重賞は昨年のはまなす賞以来2勝目。阿部武臣騎手は銀河賞は2002年にキタノコクホーで当時初めて重賞を制して以来16年ぶり2勝目で重賞は通算17勝目。

レース振り返り
  この日の帯広は晴れ間が多かったものの前日にしっかり降った雨の影響で水分を含んでおり、時計も出る軽めの軽馬場だった。
  レースは各馬勢いよく飛び出し、第1障害を越えたところまでほぼ横一線、そこからはそれぞれ刻みを入れてペースが落ち着いた。その中で前に出たのは1番人気に推された先行馬メジロゴーリキ、そして重賞初挑戦のノエルブランも息を入れず前に行く。あとは最内枠のカネサスペシャル、ウンカイタイショウあたりが早めに行く。第2障害手前まではメジロゴーリキがややスピードを上げて到着。ここまで43秒の速いペース。先行馬勢とミノルシャープ、ゴールデンフウジンあたりが第2障害手前に到着したころ、最初に障害に挑戦したのはメジロゴーリキ、ややもたれながらも止まることなく越えた。続いて内枠からノエルブランが障害にチャレンジし一歩ずつ踏みしめながら止まらずにクリア。それを見るようにしてミノルシャープが勢いを付けて障害を軽く越え、降りてからすぐに切れ味を生かし、前の馬をかわし先頭に立つ。後はカネサスペシャルが続いたが、その他の後続の馬は離された。
  ミノルシャープが先頭に立ってからはじわじわ後続を引き離しにかかる、メジロゴーリキ、ノエルブラン、カネサスペシャルがほぼ一線となって追うが残り20m付近で2馬身くらいの差。そしてミノルシャープにとって課題の残り10m、スピードが緩みじわじわ3頭が迫ってきたが、ミノルシャープもなんとか粘りを見せて、ゴールを先頭で駆け抜けた。激しい2着争いは3頭の中からノエルブランがやや遅れをとり、メジロゴーリキとカネサスペシャルの内と外の戦いになったが、メジロゴーリキがかろうじて前に出て2着。カネサスペシャルが3着、ノエルブランは4着だった。当欄で狙ったゴールデンフウジンは後方に回った上に障害で時間を要し、最後追い込んだものの離れた5着に終わった。

次走へのメモ
ミノルシャープ(1着):軽馬場を十分に生かし、前半の位置取りから障害の対応、最後の粘りとこの馬の想定どおりの走りができたのではないか。いつも甘くなる残り10mも今回は粘り切れるという自信を持った走りに見えた。障害が上手いのもこの馬の強みだ。これでオープン入り。次の狙いは当然三冠目の天馬賞だが、ドリームエイジカップあたりに出て古馬勢にチャレンジするのも面白い。素軽い走りで他馬を惑わす場面も期待できそう。
メジロゴーリキ(2着):決してこの馬向きの馬場ではなかったし、珍しく障害で引っかかったところを見ても大外枠はやはり厳しかった。そんな不利な条件の中、この馬らしく積極的に前に行き、持ち味を生かせる走りを見せられたのではないか。1番人気になったのはこの馬の安定感か。今後さらに様々な場面で持ち味を生かす場面が出てきそうだ。次の目標はもちろん天馬賞、強さを見せてほしい。
カネサスペシャル(3着):障害は他馬の力を利用して上手く越え、最内からスルッと抜け出して、最後まで押し切って上位入線。時折伏兵的活躍は見せるこの馬、今回は積極的に行って上手く流れをつかんだ形。障害を確実に越えられるのもこの馬にとっては強み。存在感を示していきたい。
ノエルブラン(4着):重賞初出走ではあったが、もともと先行力に自信があった馬、ようやく舞台が用意されこの馬の最大のパフォーマンスを見せられたのではないか。しかし最後は経験の差が出たか。今後自己条件(B-1クラス)でしっかり勝って再チャレンジを期待。
ゴールデンフウジン(5着):当欄では軽馬場でチャンスありかと見ていたが、他馬も速く流れを作れなかった印象。障害もひと腰目で行き脚がつかず、課題が残った。最後の直線の脚どりは確かだっただけに、その持ち味を生かせずもったいない。
  その他では、マツカゼウンカイ(6着)はハンデがすべて。それでも脚取りは確か、定量戦の天馬賞では当然優勝争いの軸に加わるだろう。シンエイボブ(7着)は早めに障害を越えたので見せ場あるかと思われたが、息が続かなかった。やはり牝馬勢にはこのレースは厳しいか。柏林賞馬ジェイワン(10着)は3番人気まで推されたが、障害で大きく遅れ、見せ場を作れなかった。

はむ!の予想(馬券)結果
  (通常分)今回 -4,200   (配当)0 (投入)4,200
  (単複・ワイド)今回 -640    (配当)1,160 (投入)1,800
  今年度累計 -12,040 (9/16現在)
    通常  -9,140 (配当 28,760 - 投入 37,900)
   単・ワ  -7,240 (配当 7,060 - 投入 14,300)
  今回は本命をゴールデンフウジンという一か八かの馬で狙ったため、これが外れるのは想定内だったが、あとの狙いが中途半端だった。ミノルシャープとかこれまでも狙っておきながらなぜ今見捨てるのかという感じ。またもや焼け石に水のワイドが引っかかり溜飲を下げる。しかし手を広げてこの程度なのでなんとなくモヤモヤ感は残る。次の重賞まで少しあるので、もう少し納得のいく作戦を練りたい。

今回の結果を含む今年度の成績は次のリンク先のとおりです。
   ・はむ!のばんえい競馬ファイル(2018データ・馬券成績表)

  次回重賞は2週あいて3週間後の10月14日、ばんえい2歳世代の最初の重賞・ナナカマド賞です。予想はいつもどおり前日までには書きたいと思います。なお、この日は花火大会のため薄暮開催となりますので主催者が発表する発走時刻に注意する必要があります。

2018年9月22日土曜日

【はむ!のばんえい競馬watch2018】重賞予想・第26回銀河賞(9/23)


地震の影響
  人というものは喉元過ぎれば熱さを忘れるもので、北海道の地震の爪痕や影響はまだ大きく残っているにもかかわらず報道でもその扱いは日に日に小さくなり、特に本州にいるとつい2週間前の出来事とは思えないほどになってきています。まだ避難されている方もいるでしょうし、我々が知り得ないところでいろんな困難があると思います。少しでも早く日常が取り戻されることを祈ります。当欄の日常といえばやはり競馬が予定どおり開催されること。平地のホッカイドウ競馬の方がようやく来週25日から再開。待ちに待ったというところです。ただ当面はデイ開催になるということで、筆者のように仕事から帰って楽しむということは難しいようです。一方、ばんえいの方は、今週から通常のナイター開催。1週間の開催中止と先週の時間変更で売上にも影響が出ているところ。馬券などで応援していきたいものです。今週はまたまた重賞・銀河賞がありますので大いに楽しんでまいりましょう。(発走時刻に注意)
  

はむ!の今週のばんえい重賞予想
【出馬表及びはむ!の予想印】
第26回銀河賞(BG2)
(2018年9月23日(日)20:10発走 帯広10R ダ200m 4歳オープン別定)
はむ
予想

  馬     名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 備 考
  カネサスペシャル 牡4 730 島津新 村上慎 青毛 差
ノエルブラン 牡4 710 工藤篤 槻舘重 芦毛 先
  マツカゼウンカイ 牡4 750 藤本匠 松井浩 鹿毛 先
  ナカゼンガキタ 牝4 700 西将太 西康幸 鹿毛 逃
  シンエイボブ 牝4 690 菊池一 久田守 鹿毛 追
ジェイワン 牡4 730 鈴木恵 槻舘重 鹿毛 差
ゴールデンフウジン 牡4 730 藤野俊 今井茂 青毛 差
  ウンカイタイショウ 牡4 730 渡来心 久田守 青毛 先
ミノルシャープ 牡4 730 阿部武 大友人 鹿毛 差
10 メジロゴーリキ 牡4 730 長澤幸 岡田定 鹿毛 逃
 ※脚質ははむ!の主観。出走馬等の正確なデータは主催者のものを参照ください。

「銀河賞」の概要と傾向
  ばんえい独自の4歳三冠レース(柏林賞、銀河賞、天馬賞)の第2戦、銀河賞。かつては北見競馬場で行われていたこともあり、その時代のふるさと銀河線を思い起こすネーミング。この世代も今ごろになると古馬との戦いもこなし、めっきり力を付けている。そして、勢力図も固まってくるころで、過去の勝ち馬を並べると後に一線級で活躍する馬たちが並ぶ。過去10年間では(3,2,2,3)とまずまずだが、実はここ3年で3連勝中であり、それまでは10連敗していた時期もあった。特に一昨年センゴクエース、昨年マルミゴウカイと飛び抜けた馬がいたということもある。また第1戦柏林賞との連覇も上述2頭に2013年のホクショウユウキが加わる3頭のみ。それ以外の年は波乱になることも多かったため、ここ2~3年の傾向の変化により今後のような傾向になるのかは不透明。ただ、重量格(賞金クラス)による別定戦でハンデ差が大きいこともあり、波乱要素は十分ある。牝馬は苦戦しており、真冬に行われた2004年にサダエリコが優勝して以降、秋開催になってからは13年一度も勝っていない。騎手は分散しており現役騎手は最高でも2勝、一方調教師では槻舘厩舎5勝と突出、目下4連覇中である。

今回のみどころ
  柏林賞の時も述べたが、この世代はまさに群雄割拠。レースごとに勝ち馬が変わる。今シーズンでも柏林賞ではジェイワン、はまなす賞ではマツカゼウンカイといずれも初重賞制覇。そして昨年のダービー馬メジロゴーリキを始め、出走10頭のうち7頭までが重賞勝ち馬という豪華メンバーとなっている。このレースはここ2,3年は飛び抜けた馬がいたが、今年は実力伯仲でどの馬にもチャンスがありそう。波乱も大いにあり得る。

各馬寸評:(はむ!の個人的見解です。)
 1 カネサスペシャル:昨年のばんえい大賞典馬。それ以降も重賞優勝こそないが上位にしっかり顔を出している。この馬の型は序盤から中団に控え最後の直線で追い比べに持ち込む典型的な差し馬タイプ。障害力もあるが、さらに鋭い切れ味を持つ馬に差されることがある。
 2 ノエルブラン:回避馬が出てチャンスが巡ってきた。特別戦などでの活躍、掲示板を外さない安定感から存在感はあるが、重賞は不思議にも初出走。先行力と障害力が持ち味。重量は730kgまでなら経験しており問題ない。このメンバーでどこまでやれるのか興味深い。
 3 マツカゼウンカイ:善戦タイプにとどまっていたが、今年のはまなす賞で接戦を制して重賞初勝利。ようやく素質開花。相手なりに自在に走れ、他馬をマークしながら最後の直線の追い比べで抜け出すという器用なレースぶりを見せる。障害も上手。今回はハンデがカギ。
 4 ナカゼンガキタ:昨年のばんえいオークス馬。しかしそれ以降は適鞍が少なかったこともあり勝利できていない。先行力に加え障害力もあり最後までしぶとく粘るタイプだが、重馬場や高重量になると体力不足が見える。牝馬同士なら古馬相手でも堂々渡り合えるのだが。
 5 シンエイボブ:重賞勝ちはないが、オークス2着のほか、柏林賞では9番人気ながら積極的な展開から最後の切れ味を見せ3着に粘り込んだ。障害はやや苦手な方だがスムーズに流れれば好走できる。馬場などの巧拙よりも気分良く行けるどうかがこの馬にとってカギ。
 6 ジェイワン:デビュー時から期待されながら障害で苦手意識を持つなど伸び悩んでいたところ、柏林賞では軽馬場を味方につけ見事な差し切り。地力のあるところを見せた。その後は再び障害で手間取る場面もあったが、馬体も充実してきており力を出せる状況にはある。
 7 ゴールデンフウジン:重賞は2歳時のナナカマド賞のみだが、今シーズンは柏林賞で鋭い切れ味を見せ2着に食い込むなど上位争いに食い込んでいる。スピードはメンバー中随一だが、障害で一旦止まると力が入らないことも多い。好位で降りられれば十分前に追いつく。
 8 ウンカイタイショウ:しばしば重賞にも顔を出すが、この馬の持ち味を十分に発揮できず不完全燃焼のレースが続く。同世代戦を快勝したように先行力を生かせた時には強みを発揮するが、後手に回ると脆い面がある。障害は無難にこなすレベル。積極的に行きたい。
 9 ミノルシャープ:連覇を狙った今年のはまなす賞では、最後の直線を先頭で行ったもののゴール前で失速し4着。先行力があって障害が上手で、降りてからの切れ味もあるのだが、最後残り10mで失速するパターンがしばしば見られる。スタミナと粘りがほしいところ。
 10 メジロゴーリキ:この馬を形容する時は、常にダービー馬の称号と1200kg近くの雄大な馬体が挙げられる。風格のある実力馬だが、今年は9月までまだ1勝もできていない。器用さがないのでどうしても切れ味のある馬に差される。まずはハナを切りたいところ。

【はむ!の見解まとめ】
  先にも述べたが、本当にどの馬が勝っても全くおかしくないほどの実力伯仲。馬場状態により大きく左右されそうなので、予想に当たっては重量適性とともに天気も十分に読んでいきたい。当地は土曜日にまとまった雨がが降り、気温も高くないため日曜日もやや軽めの馬場になるのではと思われる。それを前提に予想していきたい。
  そこで当欄では思い切って◎(7)ゴールデンフウジンを本命に推す。スピード、切れ味は申し分ない。軽量戦の天の川賞ではトップハンデながら怒濤のダッシュで他馬を寄せ付けなかったし、同世代戦の山鳩賞ではデッドヒートを制した。ここ2戦は大敗しているが、これは古馬A1クラスを相手に流れに乗れず障害でミスをしたのが敗因。今回も障害のリスクがあり、同型のライバルも多いが、そこは重賞請負人とも言われるベテラン藤野騎手の手綱がものを言うだろう。重賞2勝目なるか。相手には、本命にゴールデンフウジンを取ると当然同型で切れ味鋭いジェイワンもセットで狙いたくなる。しかしさらに障害リスクがさらに大きい馬なので少しだけ狙いを下げて、そこでさらに思い切って狙ってみたいのがジェイワンと同厩舎で重賞初挑戦の○(2)ノエルブラン。ばんえいでは格下馬はなかなか上位に歯が立たないことが多いが、この馬はもともと先行力、障害力ともあり、古馬の骨っぽい相手とも好勝負をしてきた。今回は相手も強く楽ではないが、決して歯が立たない状況ではない。710kgとハンデも有利でうまく流れに乗ればアッと言わせる場面もあるか。そして柏林賞馬▲(6)ジェイワンは3番手というよりも単穴扱い。障害の出来次第で勝つか負けるかといったところ。槻舘厩舎の5連覇なるか。あとは、ダービー馬△(10)メジロゴーリキはやはり押さえておきたい。重馬場の方が得意だが、斤量も重くなりそうなるとこの馬の出番だ。他の馬もどれも捨てがたいところがある。その中でも注(9)ミノルシャープは負ける時にスタミナ切れが目立つので狙いにくいが、そこを修正してくればスピードなどでは引けを取らない。その他では、直線の粘りが身上の(1)カネサスペシャル、逃げれば滅法強い牝馬(4)ナカゼンガキタあたりも捨てがたいが、際限なく馬券を買うことになるので、絞るなら切れ味で引けを取りそうなこのあたりの馬を外すことになろうか。また、はまなす賞を勝った(3)マツカゼウンカイは実力馬だが、一頭だけ750kgと20kg以上のハンデが気になる。軽馬場も微妙。ただ天気によっては予想を組み直したいところ。

はむ!の馬券狙いどころ:
  先週は1着馬を外し大外れ。またもやマイナス街道に戻っている。取り返しに行きたいところだが、今回は、またまた難解なレース。何か引っかかって欲しい。今回はゴールデンフウジン、ノエルブランという伏兵っぽいところから狙ってみたいと思うが、当たる自信は少ない。ワイドではノエルとミノルシャープから10点と手広く、このあたりが引っかかってくれると面白いのだが。

【はむ!の買い目】(=は裏表、→は一方のみ)
  三連単 7=2=6,10,9(2頭軸マルチ) 合計18通り 各100円
   7,2→6,10,9→6,10,9 合計12通り 各100円
  馬複 7,2,6,10 BOX 合計6通り 各100円
  枠複 7,2,6,8 BOX 合計6通り 各100円 合計 4,200円
(はむ!の単・複・ワイドで勝負!)
  単勝 7 500円 2 300円  
  ワイド 2=6,10,9,1,4 9=7,6,10,1,4 合計10点 各100円
  合計 1,800円で勝負! 

  今回の結果と回顧は、レース終了後数日以内に報告したいと思います。